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【経過報告】「東京マラソン2018チャリティ」支援プロジェクト~バングラデシュ~
バングラデシュ
(更新)
「バングラデシュのスラムに生きる子どもたちとお母さんたちの命を守る」プロジェクト
プラン・インターナショナルは「東京マラソン2018チャリティ」からのご寄付で、バングラデシュの5つのスラム(シャンプール、シティ・ポリ、マレク・メンバー、ミロンジッラ、ラビダス・パラ)で、子どもおよび妊産婦の健康状態を改善するために2017年9月から支援を行っています。2017年9月~2018年2月の活動をご報告いたします。
背景
バングラデシュでは、首都ダッカを中心に急激に都市化が進み、スラムが拡大。狭い路地に多くの人々がひしめきあって暮らすスラムは、上下水道の未整備、ゴミや汚物の放置により衛生状態は劣悪です。また、子どもたちや妊産婦の多くは、必要な予防接種を受けていないため予防可能な病気にかかりやすく、5歳未満児の3人に1人は栄養不良の状態にあります。
産前産後健診の実施
これまで産前産後の健診を受けたことがなかった妊婦174人と産後の母親74人が、5つの保健所で医療従事者による診察を受けることができました。指導を受けたことで、68人の母親が出産後1時間以内に授乳を行いました。出産直後の授乳は新生児の健やかな成長に不可欠ですが、周知されていません。また、授乳中の母親74人が出産後42日目にビタミンA錠剤の処方を受けました。
予防接種の実施
適齢期に達した子ども253人がワクチン(ジフテリア、破傷風、百日咳、B型肝炎、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型に対応)の接種を完了することができました。また72人の女性が1回目の破傷風トキソイドのワクチン接種を受けました。
家族計画に関するカウンセリングの提供
105人の女性が家族計画に関わるカウンセリングを受け、避妊方法などについて具体的な知識を得ることができました。妊娠、出産を適切な間隔を置いて計画的にすることで、妊産婦の負担や新生児の健康が守られます。また、世帯の経済的な負担を軽減することができます。
子どもの栄養改善
3つのスラムに暮らす1273人の子どもたちがビタミンAの錠剤の支給を受け、足りない栄養を補いました。
また、1052人に駆虫薬を支給し、感染症を予防しました。不衛生な環境に暮らす子どもたちは、下痢による脱水症状で命を落とすリスクと隣り合わせです。十分な栄養を取ることで、体力をつけ感染症への抵抗力を身につけられます。

母親支援グループの結成
活動地域のスラムに、15の母親支援グループを結成しました。うち、6グループはトレーニングを完了し、40人の母親がボランティアとして養成されました。これからは完全母乳での育児の促進や子どもへの栄養補給についての知識を地域のほかの母親に広め、指導していくことが期待されています。

3つのスラムに暮らす1273人の子どもたちがビタミンAの錠剤の支給を受け、足りない栄養を補いました。
また、1052人に駆虫薬を支給し、感染症を予防しました。不衛生な環境に暮らす子どもたちは、下痢による脱水症状で命を落とすリスクと隣り合わせです。十分な栄養を取ることで、体力をつけ感染症への抵抗力を身につけられます。
活動地域のスラムに、15の母親支援グループを結成しました。うち、6グループはトレーニングを完了し、40人の母親がボランティアとして養成されました。これからは完全母乳での育児の促進や子どもへの栄養補給についての知識を地域のほかの母親に広め、指導していくことが期待されています。
プランは、東京マラソン2019チャリティも寄付先団体として選出されました。
詳細は2018年5月にウェブサイトにてお知らせします。