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【活動国詳細】バングラデシュ

南アジアに位置するバングラデシュはベンガル湾に面し、インド、ミャンマーと国境を接しています。世界でも人口密度が高い国として知られ、近年は社会経済面で著しい発展を遂げている一方、依然としてアジア最貧国のひとつに位置づけられています。自然災害に脆弱で、毎年のようにサイクロンや洪水に見舞われ甚大な被害が発生しており、とくに貧困層の人々、なかでも弱い立場に置かれた子どもや女性たちが最も影響を受けています。

首都ダッカの子どもたち

首都ダッカの子どもたち

寄付募集中のプロジェクト


【活動国データ】

基本データ

首都 ダッカ
面積 14万7000km2(日本の約4割)
人口 1億6555万人(2019年、バングラデシュ統計局)
言語 ベンガル語(国語)
宗教 イスラム教徒90.4%、その他(ヒンズー教徒、仏教徒、キリスト教徒)9.6%(2019年、バングラデシュ統計局)

※出典:外務省ウェブサイト

バングラデシュ支援活動地図

地図をクリックすると拡大します

バングラデシュの歴史・社会情勢

現在のバングラデシュと呼ばれるベンガル地方(現在のバングラデシュとインドの西ベンガル州)には古くから文明が発達していました。初期の文明は仏教またはヒンドゥー教の影響を受けていたといわれています。12世紀ごろからイスラム化がはじまり、1700年代にはイギリスの植民地となります。1800年代のセポイの乱を経て、ベンガル地方はヒンドゥー教地域をインド、イスラム教地域をパキスタンとして分離独立します。パキスタン成立後は東パキスタンの一部となりますが、独立戦争を経て1971年にバングラデシュとして独立しました。
主要産業は繊維業、農業ですが、貧困層も多く、2022年8月時点で、後発開発途上国に位置付けられています。貧困層の人々に無担保の小口融資をする「グラミン銀行」を創設したムハマド・ユヌスは、貧困層の経済的・社会的基盤の構築に対する貢献として、バングラデシュ初のノーベル賞受賞者(ノーベル平和賞)となりました。

バングラデシュの宗教

約90%がイスラム教徒ですが、ヒンドゥー教、仏教、キリスト教を信仰している人々もいます。バングラデシュの祝祭日にはアーシュラー、ムハンマド生誕祭など宗教にまつわるものが多く制定されています。4月がベンガル新年とされ、なかでも初日に行われる「マンガル・ショブハジャトラ(ベンガル語で「幸福のための行進」)」という大行進が有名です。これは、政情不安や自然災害などさまざまなことに苦しんでいた状況から立ち向かうために1980年代に美術大学の学生たちがはじめたものです。この大行進は2016年ユネスコ無形文化遺産に登録されました。

バングラデシュが抱える問題

栄養不良の子どもたちが依然として多い

親の知識不足や保健サービスが不十分なため、生まれてきた子どもたちが健康に育つ環境が整っていません。就学前の子ども(0~4歳)の発育阻害は30%にものぼります。

就学前教育や中途教育などの就学率が低い

就学前教育の参加率が19%と低く、さらには貧困層ほど参加率が悪い状況です。就学前教育を受けていると、その先の初等教育に進学しても順応が早いといわれています。

女の子たちが早すぎる結婚(児童婚)の危険にさらされている

女の子は教育よりも家事や子育てをするべきだとの考えが残っており、18歳未満で結婚する児童婚が女の子は51%とアジアのなかでも児童婚が多い国のひとつです。

衛生的なトイレや手洗い設備を備えた学校が不足している

衛生的なトイレを備えた学校は57%で、子どもたちが安心して学校で過ごすことができません。特に女の子は、生理の間、衛生設備が整っていない学校で授業を受けることが難しくなります。

自然災害により貧困層の子どもたちが暮らす地域ほど深刻

アジアのなかでも自然災害が多いバングラデシュでは毎年のようにサイクロンが発生します。貧困層の子どもたちが生活をする地域では学校や家が脆弱であることや、自然災害の対応への知識が不足しているため深刻な被害を受けています。

プラン・インターナショナルの取り組み

1.質の高い保健サービスの提供

乳幼児と母親の健康を守るため、安全な妊娠・出産、予防接種、正しい栄養に関する知識や衛生習慣の普及に取り組みます。また、若者を対象として性と生殖に関する健康と権利などの知識を広めるとともに、行政による保健サービスの拡充を促します。

2.中等教育の就学率向上

基礎教育を受ける機会を与えられていなかった子どもたちを中心に、すべての子どもたちが教育を受けられるように既存の教育制度の強化を図ります。また、女の子たちが安心して中等教育を受け続けられるように、女の子にやさしい学校づくりを進めます。

3.子ども保護体制の強化と若者の経済強化

暴力や虐待、早すぎる結婚(児童婚)から子どもたちを守るために、コミュニティや行政機関の能力強化を図ります。意識啓発活動を通じて、偏見や意識に対する行動変化を促します。また、就業に役立つ実践的な職業訓練を提供し、若者が自立して社会に貢献できるように後押しします。

4.水と衛生環境の改善

自治体やコミュニティ組織と連携しながら、誰でも清潔な水や衛生設備を利用できるように、コミュニティ主導型総合衛生管理を推進します。

5.災害や気候変動への対応力の強化

子どもに配慮した災害リスク軽減プログラムや災害に強い学校づくりを通じて、学校やコミュニティが主体となった災害への対応力強化を図ります。

現在支援している地域

バングラデシュでは、グローバル・プロジェクトを実施しています。

グローバル・プロジェクト

「学校とコミュニティの防災」プロジェクト

支援地域 クリグラム県
支援期間 2021年7月~2024年6月

画像:ユースクラブの集まり(バングラデシュ)

ユースクラブの集まり(バングラデシュ)

支援地域の課題 自然災害への脆弱さ:
  • 防災教育が不十分
  • 災害時の対応の整備が整っていない
発災後のリスク:
  • 児童婚や人身取引が起こりやすい

プロジェクト詳細をみる

グローバル・プロジェクト

「ロヒンギャ難民の識字教育」プロジェクト

支援地域 コックスバザール県
支援期間 2022年9月~2025年6月

画像:学習スペースで学ぶ女の子たち

学習スペースで学ぶ女の子たち

支援地域の課題 教育:
  • 若者のほとんどが識字教育を受けていない
  • 詐欺や搾取に遭う可能性がある
体制:
  • コミュニティ・ボランティアの教員が少ない
  • 難民自らが識字教育を主導する体制が整っていない

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バングラデシュでの活動

プラン・インターナショナルのデータ

活動開始年 1994年
チャイルド数 29445人
日本のスポンサーを持つチャイルド数 2227人
現地事務所 統括事務所:ダッカ
# 6072 ニルファマリ
# 6090 ダッカ
# 6115 ボルグナ
# 6116 ボラ
# 6181 クリグラム

※2023年2月現在

プラン・スポンサーシップ」では、途上国のチャイルド(地域を代表する子ども)と手紙で交流することができます。

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写真:プラン・スポンサーシップ

  • ※チャイルドをご紹介できない国もあります
  • ※活動国指定でご交流をご希望される方は、フォームご連絡事項欄にご明記ください

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