【活動国詳細】ベトナム

【活動国詳細】ベトナム

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ベトナムでの活動

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【活動国データ】

• 国が抱える問題
• プログラム別活動概要
• 基本データ

国が抱える問題

• 少数民族地域において、子どもの栄養や衛生に関する知識が不足しており、乳幼児死亡率が高く、子どもと母親の健康不良が深刻であること。
• 少数民族の子どもたちは、遠隔地に暮らしていることに加え、言語の壁、質の高い教師の不足、学習環境の未整備、教育に対する保護者の理解不足などの影響を受け、乳幼児保育や就学前教育を受ける機会が限られ、小学校の中途退学率が高く、学業不振がみられること。
• 活動地域の家庭や学校では、安全な水や衛生施設の利用が限られていること。
• 子どもに対する精神的・身体的・性的な暴力・虐待や、女の子の早すぎる結婚・妊娠が多く見られ、さらに子どもたちは人身取引などの危険にさらされていること。
• 若者の失業率が高く、職業訓練を受ける機会が少ないこと。
• 洪水、サイクロン、干ばつの頻発が、経済的な損害と貧困の連鎖に多大な影響をおよぼしており、地域の災害リスク管理の取り組みに参加していない子どもや家族が、災害に対して最も脆弱であること。

プログラム別活動概要

1.すべての子どもたちに対する教育の普及

少数民族地域において、子どもたちが健全に発育できるよう、行政と連携し乳幼児保育の拡充を行うとともに、幼児教育の質の向上のために、保護者、コミュニティ、教師、パートナー団体に対して能力強化を図ります。また、障害のある子どもや出稼ぎ労働者の子どもが、乳幼児保育を受けられるよう、行政や地域へつなぎ支援します。加えて、少数民族の女の子が中学校を卒業できるよう、ジェンダー（社会的性別）に基づく暴力や不平等への対応を含む教授法の推進、保護者や地域の理解促進、安全な学校づくりに取り組みます。

2.乳幼児の健全な発育の促進

少数民族や弱い立場に置かれた子どもたちが、死亡率の高い生後1000日間、健全に発育できるよう、栄養・保育・衛生面に関して保健員の能力強化を図り、地域を基盤とした栄養と乳幼児保育の取り組みを推進し、保健ネットワークとの連携を強化します。

3.災害への対応力と回復力の強化

災害が多い地域において災害による影響を軽減させるよう、子どもや地域住民に対して、災害対策に関する知識や技能を指導し、自然災害や気候変動への対応力と回復力の向上を目指します。また、コミュニティを基盤とする災害リスク管理を拡充し、とくに災害に対して脆弱な、子ども、若者、女性、少数民族の人々に対して、災害に対する能力強化を図るとともに、学校リスク管理や安全な学習環境を備えた、安全な学校づくりを推進します。

4.子どもや若者の安全と就業支援

子どもたちや若者が、暴力やジェンダーによる差別を受けることなく、学校に通い生活できるよう、子どもと若者、保護者、教師、地域、行政、地元のパートナー団体と協力し、安全な地域づくりに力を注ぎます。また、就業が困難な状況下にある移民の若者たちに対して、職業訓練や就業支援を行い、安定した職につけるよう後押しします。

5.子どもの保護の強化

あらゆる種類の暴力・搾取や有害な慣習から子どもを保護し、女の子の早すぎる結婚・妊娠を防ぐために、コミュニティを基盤した子どもの保護の機能を高め、行政による保護の仕組みと連携させることにより、子どもの保護を強化します。また、子どもや若い女性の人身取引の防止に向けて、地域住民への意識啓発、学校・地域・行政の対応力強化、被害を受けた人に対する社会復帰支援に力を注ぎます。

基本データ

※出典：外務省ウェブサイト

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プラン・インターナショナルのデータ

※2021年6月現在