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母の日はいつ?由来や歴史を知り、世界のお母さんたちを応援しよう

年に一度、母親への感謝を伝える特別な日、それが母の日です。世界中でさまざまな形で祝われていますが、皆さんは母の日の由来についてご存じですか?この記事では、その起源や歴史に焦点を当ててご紹介します。また、世界各地のお母さんたちを取り巻く現状を知り、応援するために私たちにできることについて一緒に考えてみましょう。

イメージ:母の日 カーネーション

2024年の母の日は5月12日(日)

2024年の母の日は5月12日の日曜日。日ごろの感謝の気持ちをプレゼントなどの形にして伝える絶好の機会となります。世界各国でさまざまな日に祝われる母の日ですが、日本を含む多くの国では5月の第二日曜日に祝うのが一般的です。この習慣には、草花が生い茂る春の時期と母性の豊かさを重ね合わせ、母への感謝と家族の大切さをあらためて認識する意味が込められています。

イメージ:5月のカレンダー

母の日の由来・起源

母の日の起源は紀元前の古代ギリシア、ローマの春の祭典にまでさかのぼります。これらの春の祭典は、地母神を讃える儀式であり、現代の母の日の原型とされています。しかし、現代における母の日が広く認知されるようになったのは、20世紀初頭のアメリカ合衆国です。

アメリカから広まった母の日

母の日がアメリカで始まったのは1908年のこと。アンナ・ジャービスという女性が自らの亡き母をしのび、母親へ感謝の意を表する特別な日があるべきだと考え、すべての母への敬愛を世間に訴えました。その結果、1908年5月10日にウェストバージニア州グラフトンの教会で最初の母の日が祝われました。これが母の日の誕生と広く認知されるようになり、アメリカでの母の日の始まりとされています。

日本の母の日はいつから?

日本での母の日は戦後から広まり、第二次世界大戦後に西洋文化の影響を受けて祝われるようになりました。日本で初めて母の日が公式に祝われたのは1949年といわれています。戦後の家族愛を重んじる社会の雰囲気のなかで、母への感謝の気持ちを表す日として位置づけられるようになりました。日本における母の日は、戦後の西洋文化の影響を受けつつも、日本独自の価値観と融合して広がっていったのです。5月が近づくと、花屋の店先に華やかなカーネーションのお花が並ぶのも、日本の風物詩といえるでしょう。

イメージ:カーネーションを持つ女性

今では母の日は、各国独自の風習や祝日として定着しています。母親への感謝と尊敬の気持ちを表す日として、国境を越え共通の価値を持つ特別な日となっています。

わが子の健やかな成長を願うお母さんたち

どの国に暮らしていても、親が子どもを想う気持ちは万国共通と言えるかもしれません。プラン・インターナショナルが活動する途上国でも、経済的、社会的な課題が存在するなかで、母親たちはわが子の健やかな成長を何よりも願い、より良い未来を子どもたちに手渡そうと奮闘しています。世界のお母さんたちの思いや、現在直面している課題などについて紹介します。

東ティモール国旗東ティモール

アクエリナさん(24歳)は、生後数カ月の息子と両親と一緒に、東南アジアにある東ティモールに暮らしています。国土の大半が山岳地帯で、彼女が暮らす遠隔地では道路や電気、水道などのインフラが十分整備されていません。そのため、子どもたちに質の高い教育や医療を提供することが難しい状況です。人々は農業に頼った自給自足の暮らしをしていますが、自分たちで食べる分を消費してしまうと、市場で売る余剰分はほとんど残りません。森林破壊や、気候変動の影響による自然災害のほか、土地がやせていて養分が少ないこと、安全に利用できる水源が乏しいことなどが農業の生産性を低くしています。

写真:東ティモールの農村風景

東ティモールの農村風景

生活は決して楽ではありませんが、自分のコミュニティが大好きだと語るアクエリナさん。プラン・インターナショナルが実施する水資源の保護と再生型農業のプロジェクトに参加し、生産性の高い野菜栽培や植樹に取り組んでいます。

「プロジェクトで学んだ干ばつを防ぐための水源管理の方法や、野菜プランターの作り方、市場での販売方法などを、地域の人たちにも教えています。貯蓄貸付グループにも参加し、貯蓄やお金の管理がうまくできるようになりました。これから息子の教育費を貯め、学校の勉強を応援してやりたいです。また、家族を養うために農場を始めるか、小さな食料品店を開きたいと思っています」

写真:わが子を見つめるアクエリナさん

わが子を見つめるアクエリナさん

ソマリア国旗ソマリア

アフリカ東部のソマリアでは、30年以上続く紛争に加え、気候変動の影響による大規模な干ばつやその後の洪水が、人々の暮らしに壊滅的な影響を及ぼしています。何百万人もの人々が食料と水を求めて家を追われ、その多くが過密状態の国内避難民キャンプで暮らしています。また、干ばつの後に発生した大雨と洪水が、食料危機に追い打ちをかけています。ファドゥモさん(39歳)も飼育していた家畜をすべて失い、生き延びるために5人の子どもたちを連れて国内避難民キャンプに逃れてきました。

写真:子どもを抱くファドゥモさん

子どもを抱くファドゥモさん

「1日1食しか食べられないこともあり、そのようなときは年長の子どもが空腹で眠っている間に、年下の子どもたちに何か食べさせるようにしていました。将来が心配です。子どもたちにどうやって食べさせていけばよいのか。わが子が飢えているのを見ると心が張り裂けそうです」

干ばつや食料危機が子どもたちに与える影響は多岐にわたります。避難生活における不安やストレスによる家庭内暴力、早すぎる結婚(児童婚)女性性器切除(FGM)を強いられたりするなど、もともと家庭や社会において弱い立場に置かれていた女の子たちは特に過酷な状況に陥りやすくなります。プランは国内避難民への現金支給や水・食料支援のほか、「女性性器切除から女の子を守る」プロジェクトを通じて、国内避難民キャンプを含む地域で支援活動を行っています。

写真:国内避難民キャンプに逃れてきた人々

国内避難民キャンプに逃れてきた人々

グアテマラ国旗グアテマラ

中米のグアテマラに住むイングリッドさん(32歳)は、17歳のときに娘のネスリーさんを出産しました。イングリッドさんは、15歳になった娘には自分と同じような早すぎる結婚(児童婚)はさせたくないと考えています。グアテマラでは現在も早すぎる結婚(児童婚)は一般的で、女の子の29%が18歳になる前に結婚しています

写真:イングリッドさん(左)と娘のネスリーさん

イングリッドさん(左)と娘のネスリーさん

イングリッドさんは、「親のなかには女の子を学校に通わせず、男の子を優先する人もいます。私は娘たちを応援します。グアテマラは依然として極度の貧困状態にあります。娘には私のように早すぎる結婚をしないよう伝えています」と語ります。イングリッドさんの後押しを受け、娘のネスリーさんもプランの活動に参加し、月経衛生管理や児童婚の弊害、ジェンダー平等についての知識を学んでいます。将来はソーシャルワーカーになりたいという娘の夢を、イングリッドさんも応援しています。

写真:活動に参加する女の子たち

活動に参加する女の子たち

母の日に考える:世界のお母さんと子どもたちのためにできること

世界には、過酷な状況下で子どもたちの日々の暮らしを守るために奮闘しているお母さんたちが大勢います。プラン・インターナショナルでは、これまでご紹介した国々のような世界のお母さんたちや子どもたちが直面している課題の解決に、さまざまな手法で取り組んでいます。

そのひとつ、プラン・スポンサーシップという継続支援の仕組みについてご紹介しましょう。これは、途上国の活動地域において、地域の子どもや大人、政府や自治体とのネットワークを築きながら、地域で必要とされている「教育」や「生計向上」「子どもの保護」など、必要なプロジェクトを長期的視野で実施していく取り組みです。支援者(スポンサー)は、地域を代表する子ども(チャイルド)と手紙で交流しながら、地域の変化とチャイルドの成長を見守っていただくことができます。

今年の母の日を機に、プラン・スポンサーシップにご参加いただき、遠い国のお母さんたちに応援の気持ちを届けてみませんか。

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写真:プラン・スポンサーシップ

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運営団体

国際NGOプラン・インターナショナルについて

プラン・インターナショナルは、女の子が本来持つ力を引き出すことで地域社会に前向きな変化をもたらし、世界が直面している課題の解決に取り組む国際NGOです。世界75カ国以上で活動。世界規模のネットワークと長年の経験に基づく豊富な知見で、弱い立場に置かれがちな女の子が尊重され、自分の人生を主体的に選択することができる世界の実現に取り組んでいます。

写真:プラン・スポンサーシップ

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