【活動国詳細】東ティモール
東ティモールは、インドネシアの東端、ティモール島の東半分とアタウロ島、ジャコ島、飛地オエクシからなります。ポルトガルの植民地とインドネシアの占領を経て、2002年に独立しました。石油の輸出や海外からの支援に依存する経済構造から脱却し、2030年までに持続可能な経済を構築することを目標としていますが、依然として貧困と未開発が全地域にみられます。子どもや若者の人口が多いこともこの国の特徴の一つです。
草の上で遊ぶ子どもたち
東ティモールでの活動
【活動国データ】
国が抱える問題
- 子どもの生きる権利や成長する権利が阻害されていること。
- 教育機会が不足していること。
- 子どもへの暴力の発生率が高いこと。
- 若者の失業率が高いこと。
プログラム別活動概要
1.乳幼児の健全な発育促進
5歳以下の、とくに困難な状況下にある子どもたちの健全な発育を助けるため、質の高い乳幼児ケア、適切な保健サービス、安全な飲料水と衛生設備を利用できるよう支援します。
2.教育機会の増進
初等教育年齢の、とくに困難な状況下にある子どもたちが、差別なく、また非常時においても続けて基礎教育を受けられるように支援します。
3.子どもの保護
子どもたちがより安全に安心して暮らせるように、子どもたちに自身を守る技能訓練、地域の人々や市民社会に子どもの権利についての意識啓発を行うと同時に、国や地方自治体には子どもの保護体制の改善を働きかけます。
4.青少年の能力開発
とくに困難な状況下にある青少年が、経済的安定を含めた自分たちの権利を実現し、地域社会の経済・社会・文化の発展に貢献できるよう、彼らの能力開発と雇用創出を支援します。
基本データ
首都 | ディリ |
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面積 | 約1万4900km2 (首都4都県(東京、千葉、埼玉、神奈川の合計面積)とほぼ同じ大きさ) |
人口 | 約118万3000人(2015年 東ティモール財務省国政調査) |
言語 | 国語は、テトゥン語およびポルトガル語。実用語に、インドネシア語および英語。その他多数の部族語が使用されている。 |
宗教 | キリスト教99.1%(大半がカトリック)、イスラム教0.79% |
※出典:外務省ウェブサイト
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プラン・インターナショナルのデータ
活動開始年 | 2001年 |
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チャイルド数 | 14144人 |
日本のスポンサーを持つチャイルド数 | 89人 |
昨年度プランが活動を行ったコミュニティの数 | 208 |
現地事務所 |
統括事務所:ディリ # 5076(774)アイレウ # 5078(787)アイナロ |
※2018年1月現在
統計情報
東ティモール | 日本 | コメント | |
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5歳未満児死亡率(1000人当たり) | 50 | 3 | 日本の約17倍の子どもたちが5歳未満で命を落とす |
5歳未満児死亡率の順位 | 46 | 179 | |
安全な水を利用できる比率(%) | 70 | 99 | 農村部では60% |
衛生施設を利用できる比率(%) | 44 | 100 | 約6割が衛生施設を利用できない |
初等学校の最終学年まで在学する率(%) | 83 | 100 | 中等学校就学率は平均44% |
成人識字率(%) | 58 | ― | 成人の約4割が読み書きができない |
国際貧困ライン1日1.90米ドル未満で暮らす人の比率(%) | 47 | ― | 約半数が貧困ライン以下 |
出生時の平均余命(年) | 69 | 84 |
※出典:ユニセフ世界子供白書2017より