【活動国詳細】エクアドル
南米大陸の北西部にあるエクアドルは、赤道直下に位置しています。南北1000kmにわたりアンデス山脈が連なり、海岸・山岳・熱帯雨林地帯に分かれ、多様な気候と自然が共存しています。石油産業などにより一定の経済発展が見られるものの、一部の人々に富が偏る構造が続いています。そのため農村部に暮らす人々、とくに先住民族や女性は基礎的な社会サービスの利用が限られ、貧しい中で生活しています。2016年4月に発生した地震により、太平洋岸の地域を中心に大きな被害があり、被災地は現在も復興途上にあります。
人形劇に参加する子どもたち
エクアドルでの活動
【活動国データ】
国が抱える問題
- 家父長制の影響で男性の慣習や行動を押し付けるようなジェンダー(社会的性別)間の力関係が働き、女の子や女性が下に見られ、差別を受けていること。
- 女の子や10代の女の子の性的虐待による早すぎる妊娠が非常に多いこと。
- 農村部に住む女の子や女性の教育を受ける機会が限られていること。また、多くの学生が学校で暴力を受け、教師から不適切な扱いを受けていること。
- 過去7年間でエクアドル国内における外国からの国際協力事業が減少傾向にあること。
プログラム別活動概要
1.社会的性差の解消
社会的性差の根本的な原因を解消するために、女性の社会的地位を向上させ、権利の行使につなげる活動を実施します。また、女の子に重点を置いた活動を通して女の子、思春期の女の子、若い女性が自分たちの生活に関わる意思決定に参加することを促します。
2.女の子の権利
エクアドル国内で女の子の権利について意識啓発を行うため、広報活動を強化します。また、コミュニティで実施されている女の子の権利に関する活動の持続性を保つため、引き続き地元団体と連携して活動します。
3.活動の強化
プランの体制を強化するために、民間組織と公的機関と連携します。また、プランの支援国とのつながりも強化することでより充実した活動を目指し、国外からの協力を仰ぎます。
4.思春期の若者たち主導の根拠に基づいた啓発活動
子どもの権利と社会的性差の解消に関する政策に影響を与えるために、活動や調査における証言やデータ収集を女の子や思春期の若者たちが主導します。
5.パートナーシップの強化
市民社会、政府、民間企業などのパートナー団体とともに、自治体、国における新たな計画や取り組み、意識啓発を行います。これによって寄付を有効に活用することができ、活動の規模をより大きくし、持続させることの重要性を広めることができます。
基本データ
首都 | キト |
---|---|
面積 | 25万6000km2(本州と九州を合わせた広さ) |
人口 | 1708万人(2018年 世界銀行) |
言語 | スペイン語(他にケチュア語,シュアール語等) |
宗教 | 国民の大多数はカトリック教徒 |
※出典:外務省ウェブサイト
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プラン・インターナショナルのデータ
活動開始年 | 1963年 |
---|---|
チャイルド数 | 39354人 |
日本のスポンサーを持つチャイルド数 | 1155人 |
昨年度プランが活動を行ったコミュニティの数 | 1388 |
現地事務所 |
統括事務所:キト # 4009(403)マナビ # 4027(420)サンタ・エレナ # 4032(861)ロハ # 4049(426)コトパクシ # 4056(421)チンボラソ・ボリバル # 4060(860)グアヤス・ロスリオス |
※2020年6月現在
統計情報
エクアドル | 日本 | コメント | |
---|---|---|---|
5歳未満児死亡率(1000人当たり) | 14 | 2 | 日本の約7倍の子どもたちが5歳未満で命を落とす |
出生時の平均余命(年) | 77 | 84 | |
安全な水を利用できる比率(%) | 94 | 99 | 農村部では83% |
家庭用トイレを利用できる比率(%) | 88 | 100 | 農村部では83% |
初等学校の最終学年まで 在学する率(%) |
― | ― | 学齢期だが初等学校に在籍していない女の子1% 男の子3% |
15~24歳の識字率(%) | 女性 99 男性 99 |
― | |
現在20~24歳のうち、18歳以下で結婚した割合(%) | 女の子 20 男の子 ― |
― | |
15~19歳の女の子の出産率(1000人当たり) | 111 | 4 |
出典:ユニセフ世界子供白書2019
- ※エクアドルのSDGジェンダー指標スコア(イコール・メジャーズ2030より)は、67.7です
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活動を行っている国
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