【活動国詳細】カメルーン
石油資源と耕作地を持つカメルーンは、豊富な天然資源に恵まれ、他のアフリカ諸国に比べて経済を潤わせる潜在的な可能性を持っています。しかし、経済成長の低迷や財政上の制約などの影響を受け、生活基盤の整備が遅れ、教育や保健衛生環境は多くの問題を抱えており、貧困問題の解決につながっていない状況です。
遠いエリアにあるコミュニティへの訪問診療
カメルーンでの活動
【活動国データ】
国が抱える問題
- 地域間で教育の普及に格差が生まれてしまっていること。特に文化的慣習が根付いている農村部では就学率も低く、男女間の就学率の差も大きくなっていること。
- 小・中学校、専門学校を卒業したあとも、就業機会が非常に限られていること。また女の子や女性は家計や収入創出に積極的に関わる存在ではないという性差別や社会規範が大きく影響していること。
- 文化的な考え方が影響し、非常に多くの思春期の女の子たちが早すぎる結婚を強制されていること。
- 地震、火山の噴火、洪水、干ばつなど自然災害が多く発生する地域であり、気候変動によって被害の拡大や予測不能な災害の発生が増えていること。
- 隣国で起きている紛争の影響で、食糧危機に拍車がかかり、学校や保健所が閉鎖し、子どもたちが戦闘員になり、女の子や若い女性が性暴力を受けたりする危険性が高まっていること。
プログラム別活動概要
1.教育と若い女性の就業支援
質の高いインクルーシブ教育(障がいの有無や貧富の差、都市や農村といった居住地による区別なく、すべての子どもたちが分け隔てなく学べる教育)を女の子、弱い立場に置かれた子どもたち、緊急時に取り残された子どもたちや取り残されてしまう可能性のある子どもたちに提供します。さらに、教育を修了した若い女性たちが正規の雇用につく、または起業できるよう支援します。
2.性と生殖に関する健康
性と生殖に関する健康についての情報とサービスを女の子と若い女性・男性に提供します。また、性と生殖に関する健康と権利を保障し、女の子や若い女性が自分たちの身体やセクシュアリティ(ジェンダーや性的指向などの複合的な性のあり方)、いつ、誰と結婚するかを、自分で選択できるようにします。
3.暴力からの保護
災害や人道被害などの複雑な状況下に晒され、差別や暴力を受ける危険性のある女の子、男の子、若い女性・男性の命を守ります。また、自分たちがジェンダー(社会的性別)に配慮した持続的な保護を受ける権利を持っているという認識を高めます。
基本データ
首都 | ヤウンデ |
---|---|
面積 | 47万5440km2(日本の1.26倍) |
人口 | 2521万人(2018年 世界銀行) |
言語 | フランス語、英語(共に公用語)、その他各部族語 |
宗教 | カトリック、プロテスタント、イスラム教、その他自然崇拝等伝統宗教 |
※出典:外務省ウェブサイト
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プラン・インターナショナルのデータ
活動開始年 | 1996年 |
---|---|
チャイルド数 | 25199人 |
日本のスポンサーを持つチャイルド数 | 436人 |
昨年度プランが活動を行ったコミュニティの数 | 827 |
現地事務所 | 統括事務所:ヤウンデ # 1009(803)バメンダ # 1010(804)ベルトゥア # 1011(805)ビタン # 1036(826)ガルア # 1038(827)マルア |
※2020年6月現在
統計情報
カメルーン | 日本 | コメント | |
---|---|---|---|
5歳未満児死亡率(1000人当たり) | 76 | 2 | 日本の約38倍の子どもたちが5歳未満で命を落とす |
出生時の平均余命(年) | 59 | 84 | |
安全な水を利用できる比率(%) | 60 | 99 | 農村部ではさらに低く39% 約6割が安全な水を利用できない |
家庭用トイレを利用できる比率(%) | 39 | 100 | 農村部ではさらに低く18% 約8割以上が家庭用トイレを利用できない |
初等学校の最終学年まで 在学する率(%) |
女の子 64 男の子 67 |
― | 前期中等学校は 女の子41% 男の子46% |
15~24歳の識字率(%) | 女性 76 男性 85 |
― | 15~24歳の女性の約1/4が読み書きができない |
現在20~24歳のうち、18歳以下で結婚した割合(%) | 女の子 31 男の子 4 |
― | |
15~19歳の女の子の出産率(1000人当たり) | 119 | 4 |
出典:ユニセフ世界子供白書2019
- ※カメルーンのSDGジェンダー指標スコア(イコール・メジャーズ2030より)は、47.9です
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活動を行っている国
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