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【完了報告】「アフリカ7カ国・食料危機緊急支援」~ケニア、エチオピア、ソマリア、南スーダン、マリ、ブルキナファソ、ニジェール
緊急支援
(更新)
プラン・インターナショナルは、2022年7月から「アフリカ7カ国・食料危機緊急支援」の寄付募集を開始し、食料危機下のケニア、エチオピア、ソマリア、南スーダン、マリ、ブルキナファソ、ニジェールにおいて緊急支援活動を実施してきました。2023年1月31日をもってご寄付の募集は終了しましたが、現地では引き続き人々のニーズに寄り添った活動を行っています。
皆さまの温かいご支援を得てこれまでに実施した主な活動の成果をご報告いたします。
活動内容
食料支援や子どもの保護、生計向上など現場のニーズに沿った支援を展開
プランは国連世界食糧計画(WFP)を始めとする国連機関などと協力し、ケニア、エチオピア、ソマリア、南スーダン、マリ、ブルキナファソ、ニジェールの7カ国において、食料支援、子どもたちの栄養改善、生計向上支援、安全な水へのアクセス改善、子どもの保護などの分野で、現場のニーズに即して以下のような多面的な支援を行いました。
- 穀物や豆類、食用油などが入った食料キットの支給
- 学校給食の提供
- 学校菜園の推進
- 子どもの栄養診断や母子へのカウンセリング
- 水の供給
- バケツや石けんなど衛生キットの支給
- 現金やクーボンの給付
- 農業・畜産業のトレーニングや種子・飼料の支給
- 早すぎる結婚についての意識啓発
プロジェクト背景
世界は今、かつてないほど深刻な食料危機に直面しています。その背景には、紛争、気候変動の影響による干ばつ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による経済の低迷、世界的な食料価格の高騰など、さまざまな要因があります。プラン・インターナショナルは、特に飢餓が深刻なアフリカ7カ国(ケニア、エチオピア、ソマリア、南スーダン、マリ、ブルキナファソ、ニジェール)において緊急支援を実施しています。
主な活動の成果
地域 | アフリカ7カ国(ケニア、エチオピア、ソマリア、南スーダン、マリ、ブルキナファソ、ニジェール) |
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寄付募集期間 |
2022年7月~2023年1月
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主な支援内容と対象 |
【食料支援】
【給水支援】
【生活用品の支給】
【現金・クーポンの給付】
【医療支援】
【子どもの栄養改善】
【心理社会的支援】
【生計向上支援】
【早すぎる結婚防止についての意識啓発活動】
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関連リンク
現地の声
ロコさん、38歳(エチオピア)
「干ばつ前は小規模農家で牛を飼っていましたが、すべてを失いました。生きるために薪を集め、炭を作っています。食べるものがほとんどなく、私と子どもたちの食料も十分ではありません。時には一食も食べられないこともあります。末っ子が母乳を嫌がり嘔吐していたため、プランが栄養プログラムを行っている保健所に連れていきました。子どもの栄養状態を診断してもらい、栄養補助食の提供を受けました。食事の与え方や子どもの世話の仕方も教わりました」
ムスーさん、10歳、小学校5年生(マリ)
「学校ではいつもお腹が空いていたけれど、給食のおかげで今では満腹で家に帰れます。帰ってくるたびにお母さんが何を食べたか聞いてくるので、豆入りのトマトソースを食べたと答えます。お腹が空いていると勉強もはかどりません。以前は授業中も集中できず内容を理解できませんでしたが、今はよく分かるようになりました」