ジンバブエは1980年の独立後、社会基盤の整備が進み、豊富な鉱物資源と肥沃な土地を背景に、農業・鉱業・工業が発展し、アフリカでも将来有望な国のひとつと見なされてきました。しかしその後、経済政策の混乱や国際社会からの孤立が長期化し、度重なる干ばつなどの自然災害、HIVとエイズの拡大も重なって、多くの人々が貧困や生活不安に直面しています。
基本データ
- 首都
- ハラレ
- 面積
- 38万6,000km2(日本よりやや大きい)
- 人口
- 1,663万人(2024年 世界銀行)
- 言語
- 英語、ショナ語、ンデベレ語他(憲法で公認されている言語は16言語)
- 宗教
- キリスト教、土着の伝統宗教
※ 出典:外務省ウェブサイト
ジンバブエの歴史・社会情勢
ジンバブエは1980年にイギリスから独立しました。独立後は教育や医療など社会基盤の整備が進み、農業や鉱業を中心に発展し、「アフリカの穀物庫」とも呼ばれるなど将来を期待されてきました。しかし1990年代以降、経済政策の混乱や土地改革、政治的不安定により経済は悪化し、国際社会との関係も停滞しました。現在も干ばつなどの自然災害や失業率の高さ、HIVとエイズの影響が人々の暮らしに影を落とし、貧困や社会格差の解消が大きな課題となっています。
ジンバブエの宗教
ジンバブエではキリスト教が広く信仰され、カトリックやプロテスタント、アポストリック派、ペンテコステ派などが社会生活に大きな影響を与えています。一方で、祖先崇拝や精霊信仰といった伝統宗教も根強く、宗教観は日常生活や価値観と深く結びついています。文化面では、ショナ語やンデベレ語をはじめ多様な言語が共存し、伝統音楽「ムビラ」や舞踊、石彫などが受け継がれています。グレート・ジンバブエ遺跡は、同国の歴史と文化的アイデンティティを象徴しています。
ジンバブエが抱える問題
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教育環境が整っていないこと
保育施設の数や設備が不足しているため、保育所に通えない子どもが多くいます。初等・中等教育においても教室数の不足や教師の質に課題があり、学習環境が十分でないことから、途中で学校をやめてしまう子どもが少なくありません。
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子どもへの暴力や虐待が増えていること
学校や家庭、コミュニティにおいて、身体的・心理的な暴力や虐待が発生しています。保護や相談の仕組みが十分に整っていない地域も多く、子どもたちが日常生活のなかで危険にさらされる状況が続いています。
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母子保健サービスが不十分であること
産前産後のケアや基礎的な保健サービスが十分に行き届いていません。その影響で、妊産婦や5歳未満の子どもの死亡率が高く、適切な支援があれば防げる健康リスクが深刻な課題となっています。
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気候変動の影響で食料確保が不安定であること
雨量に依存した農業が主流であるため、干ばつや洪水など気候変動の影響を受けやすい状況です。収穫量が不安定になり、多くの農家が十分な食料を確保できず、生活の不安定さが続いています。
プラン・インターナショナルの取り組み
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1.質の高い基礎教育の推進
教育環境が十分に整っていない地域において、保護者や地域住民への研修を通じ、コミュニティ主体の保育所運営を支援しています。また、初等・中等教育の就学・修了率向上を目指し、学校を中途退学した子どもたちが再び学び直せる「セカンドチャンス」の機会づくりを後押ししています。
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2.子どもの保護体制の強化と意識向上
子どもへの暴力や虐待を防ぐため、地域レベルでの保護の仕組みを強化しています。あわせて、男の子や父親、宗教指導者など幅広い立場の人々に働きかけ、すべての子どもを守る意識を社会全体で高める取り組みを進めています。
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3.母子保健サービスの改善
妊産婦や乳幼児が必要な医療を受けられるよう、地域と連携して保健職員の能力向上や医療保健サービスの質の改善に取り組んでいます。また、適切な医療機関への紹介体制の整備を支援するとともに、子どもや若者を対象に性と生殖に関する健康と権利(SRHR)の知識向上を促しています。
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4.気候変動に対応した持続可能な生計支援
干ばつや洪水など気候変動による影響に対応するため、コミュニティの災害対応力強化を進めています。各家庭に対しては、小粒穀物の生産促進や収穫後管理の研修、家畜の繁殖・飼育支援などを通じて、安定した食料確保と持続可能な生計手段の構築を支援しています。
ジンバブエでの活動
プラン・インターナショナルのデータ
プラン・スポンサーシップを通じて、チャイルドと交流できます。
- 活動開始年
- 1986年
- チャイルド数
- 22,132人
- 日本のスポンサーを持つチャイルド数
- 555人
- 現地事務所
- 統括事務所:ハラレ
# 2045 サザン・ジンバブエ
# 2046 ノーザン・ジンバブエ
# 2047 イースタン・ジンバブエ
プラン・スポンサーシップでご支援をいただくと、地域を代表する子ども(チャイルド)と手紙で交流することができます。
※2025年12月現在






