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南米大陸の北西に位置するコロンビアでは、1960年代以降半世紀にもわたる国内武力紛争により、非常に多くの国内避難民を抱えています。蔓延する暴力と止まない戦闘のなかで、最も影響を受けたのは、弱い立場に置かれた子どもたちです。内戦に終止符が打たれ、和平への道を歩みはじめたコロンビアの取り組みは、国際社会から期待を集めていますが、依然として、貧困問題を含むさまざまな課題を抱えています。なかでも、先住民族やアフリカ系民族の人々、とくに女性たちは、経済的・社会的に脆弱であり、深刻な貧困のなかで生活しています。

基本データ

首都
ボゴタ
面積
113万9,000km2(日本の約3倍)
人口
5,209万人(2023年 世界銀行)
言語
スペイン語
宗教
カトリック

※ 出典:外務省ウェブサイト

コロンビアの歴史・社会情勢

コロンビアは南米北西部に位置し、16世紀にスペインの植民地となった後、19世紀初頭に独立しました。先住民族の文化を土台に発展してきましたが、20世紀後半はゲリラ勢力や麻薬カルテルの台頭によって長期的な内戦と治安悪化に直面しました。2016年の和平合意後は安定化や経済成長が進み、石油・コーヒー・花や植物などの輸出が主要産業となっています。一方で、地域格差や貧困、麻薬関連暴力などの社会課題は残り、持続的な平和構築が引き続き求められています。

コロンビアの宗教

コロンビアは国民の大半がキリスト教徒で、特にカトリックが多数を占め、祝祭や家族観に深い影響を与えています。1991年憲法で宗教の自由が保障され、プロテスタントや少数宗教も共存しています。文化面では、先住民族・アフリカ系・ヨーロッパ系が混ざり合った多民族社会で、地域ごとに独自の伝統が発展。クンビア、バジェナート、サルサといった音楽が生活に根づき、ガルシア=マルケス(ノーベル文学賞受賞)に代表される文学や豊かな食文化も特徴です。多文化性が国全体の魅力を形づくっています。

コロンビアが抱える問題

  • 産前産後ケアが十分でないこと

    コロンビアでは、地域によって医療へのアクセスに大きな差があり、妊産婦や乳幼児が必要なケアを受けられないケースがあります。そのため、妊産婦死亡率や乳幼児の疾病率が依然として高く、特に貧困地域では深刻です。

  • 乳幼児保育施設が不足していること

    コミュニティで利用できる保育施設が限られており、その質も充分ではありません。働く親が安心して子どもを預けられないため、乳幼児の早期発達や教育機会が制限されやすくなっています。

  • 学校における暴力が増加していること

    校内暴力やいじめ、教員による体罰などが問題となっており、子どもたちの安全が脅かされています。暴力により学習意欲が低下したり、登校を避ける子どもが増えたりすることが懸念されています。

  • 子どもや若者の意見表明の場が限られていること

    子どもや若者が地域の意思決定に参加したり、自分の声を届けたりする機会がありません。そのため、教育、地域開発、暴力防止など、子どもや若者に関わる重要な政策に若者視点が反映されにくい状況です。

プラン・インターナショナルの取り組み

  • 1.子どもの保護と発育促進

    特に10代の若い妊産婦や新生児を対象に、産前産後の保健ケアを強化します。母親や保護者には、妊娠中の注意点や授乳・栄養の情報を提供し、子どもの健やかな成長を支援します。また、若者の望まない妊娠や性感染症の予防に向けて、性と生殖に関する健康と権利の教育も行います。

  • 2.教育環境の改善と充実

    保護者や保育士の能力向上を図り、家庭や地域で5歳未満の子どもを対象とした総合的な乳幼児保育を支援します。また、学校での暴力を減らし、子ども同士の活発な交流を促すことで、他者への思いやりや共存の意識を高め、平和の文化を育みます。

  • 3.暴力のない学校づくり

    「ほめて伸ばす」教育法を取り入れたトレーニングを実施し、生徒一人ひとりの自己肯定感を高めながら、互いを尊重し協力し合う学校環境づくりを進めます。生徒自身にも、相手の立場を理解し合う大切さを伝える啓発活動を行い、すべての子どもが安心して通える安全な学校を目指します。

  • 4.市民参加の推進

    ワークショップや啓発活動を通じて、特に社会的に弱い立場に置かれている国内避難民やアフリカ系住民の子ども・若者が、社会に積極的に参加できるよう力づけます。また、若者たちがさまざまな意思決定の場に加わり、自分の意見を発信できるよう支援し、地域づくりの担い手として成長できる環境を整えます。

コロンビアでの活動

コロンビアでの活動一覧

プラン・インターナショナルのデータ

プラン・スポンサーシップを通じて、チャイルドと交流できます。

活動開始年
1962年
チャイルド数
17,402人
日本のスポンサーを持つチャイルド数
284人
現地事務所
統括事務所:ボゴタ
# 4017 カウカ バジェ
# 4020 カリベ

プラン・スポンサーシップでご支援をいただくと、地域を代表する子ども(チャイルド)と手紙で交流することができます。

※2025年11月現在

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