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スーダンで「食料危機下の子どもの栄養改善」プロジェクトを開始しました
グローバル・プロジェクト
スーダン
(更新)
2023年6月から、新たに「食料危機下の子どもの栄養改善」プロジェクトの寄付募集が始まりました。スーダンにある難民キャンプや国内避難民キャンプなどで栄養ボランティアが家庭訪問を行い、「隠れた栄養不良児」を探し出し、栄養治療食の支給や診療所での治療につなげます。また、母親へのカウンセリングや栄養教育の提供、給水スタンドの設置など水・衛生環境を改善させる活動も行うことで、紛争から逃れた子どもたちが健やかに成長できるよう支援します。
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「食料危機下の子どもの栄養改善」プロジェクト 活動内容の紹介
2023年4月15日、スーダンの首都ハルツームで武力衝突が発生。紛争が激しさを増すなか、多くの人々が避難を余儀なくされました。そのなかには、以前から首都に暮らしていた19万人の南スーダン難民も含まれます。スーダンでは害虫被害や天候不順、激しいインフレや肥料・燃料価格の高騰に伴う穀物価格の上昇により、かねてから食料危機に陥っていました。特に現金収入が少ない貧困層の人々、難民や国内紛争の影響を受けた人々は、日々の食事もままならないほど困窮しています。5歳未満の子どもの死亡原因の約45%は栄養不良に起因するとされ、食料不足への早急な対策が求められています。なかでも白ナイル州の難民キャンプはハルツームから再移動してきた南スーダン難民を多く受け入れており、支援の必要性が非常に高くなっています。
道山職員(前列左)とスーダンのプロジェクト参加メンバーたち
このプロジェクトでは、スーダンの難民キャンプや国内避難民キャンプなどにおいて、子どもや妊娠中や授乳中の女性の栄養改善にむけた支援を行います。
プロジェクト担当者の声

日本:プログラム部 道山 恵美
2023年4月以降、スーダンは支援を届けることが非常に難しい国になりました。2023年6月27日時点で約280万人が家を離れ、うち65万人は国外へ避難しています。スーダン人の同僚たちはオンライン通話で「子どもには以前と同じ暮らしをさせてあげたいが、それはもう難しい」「ハルツームの私の自宅周辺は皆避難して、もう誰もいない廃墟。戻ったところで家には何も残っていない」、さらには「最近はスーダンを脱出しようと思うときがある」と胸の内を吐露することもあります。皆驚くほどの困難や変化に直面しつつも、時に冗談を言い合いながら、誰かの役に立ちたい一心で活動に携わっています。日本でもスーダンへの支援に関する情報発信を続けていることを伝えると、「ありがとう」の言葉とともに、私のことも気遣ってくれる優しさにあふれた仲間たちです。厳しい状況にある乳幼児や妊娠中・授乳中の女性たちが必要な栄養をとることができ、子どもたちが健やかに成長できるよう支援するこのプロジェクト。現地スタッフの踏ん張りとともに、皆さまの応援が何よりの力になります。どうぞよろしくお願いいたします。

スーダン:プロジェクト・マネジャー(給水・衛生) モハメド・アブダラ
難民キャンプやその周辺では衛生施設の不足が深刻な問題となっています。特に子どもたちの間で屋外排泄が当たり前に行われています。私たちはトイレを設置するだけではなく、屋外排泄の弊害と衛生習慣がもたらすメリットを多くの人に伝え、それが実践され、結果として地域での疾病が減ることを目指しています。難民キャンプやキャンプ周辺村のコミュニティの人々に対し、このプロジェクト計画を伝えたところ「トイレが使えるようになるだけではなく、水汲み場も設置されるのはありがたい」と非常に喜んでもらえました。今スーダンは非常に困難な時期にありますが、私は愛する家族と一緒にいることができており、それだけで幸せです。また、いまを生き延びる権利を求めている弱い立場の人々を支援できる仕事ができることをありがたく思っています。

栄養コーディネーター ヤゴーブ・ターリグ
難民キャンプやキャンプ周辺の村には、急性栄養不良の人々を治療するための栄養センターが設置されていますが、それでも乳幼児や母親の栄養不良率の高さが課題となっています。このプロジェクトでは、栄養不良児がやってくるのを待つのではなく、こちらから積極的に出向いて栄養不良の子どもや母親を早期発見し、重症化してしまう前に栄養センターでの治療につなげることに力点を置いていきます。同時に、栄養不良を予防するための啓発活動も行う予定です。日本の皆さま、そしてジャパン・プラットフォームの(JPF)のご支援が、私たちの地域の命を救ってくださっています。とても感謝しております。
- ※このプロジェクトは、ジャパン・プラットフォーム(JPF)の支援のもと実施します
「食料危機下の子どもの栄養改善」プロジェクトへのご支援をお願いいたします
実施地域 :
【スーダン】白ナイル州 難民キャンプ、国内避難民キャンプと周辺地域
活動内容 :
- 栄養ボランティアの育成(80人)
- 栄養ボランティアによる家庭訪問と栄養スクリーニング(子ども約2万人)
- 母親への個別カウンセリング(延べ800人)
- 母親グループへの支援(80グループ、800人)
- 給水スタンドの設置(2カ所)
- 家庭用トイレの設置(50世帯)
- 給水容器や衛生用品の配布(500世帯)
対象者 :
- 5歳未満児(2万840人)
- 妊娠中や授乳中の女性(800人)
- コミュニティ住民(約2700人)
- 新設された給水スタンドの利用者数(5000人)
- ※スーダンの情勢次第では、プロジェクトの実施期間、活動内容、進捗に変更が生じる場合があります
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