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日本の教育現場との連携~“風の人”としてのNGOの役割

コミュニケーション部
奈良崎 文乃

事務局より

日本

更新)

学校現場での問題意識をテーマにしたセミナーに参加

写真:パネルトークの様子

パネルトークの様子

先日、国際協力機構(以下、JICA)横浜で行われた「開発教育教員セミナー(応用編)」にパネリストの一人として登壇する機会を得ました。主な参加者は小・中・高校の先生方。海外研修で途上国を視察されてきたという先生も多く、それぞれの現場で開発教育を実践されている熱心な先生方でした。パネルトークのタイトルは「学校に行けない途上国の子どもたちのためになにができる?~鉛筆やノートを贈るだけでは変わらない・・・『地域』から始める国際協力のアプローチを知り、学ぶ」というもの。

学校で、途上国の現状について学び、その解決に向けて何ができるかを考えた時にまず出てくるのが「途上国の貧しくて学校に行けない“可哀想な”子どもたちに、文房具や不用品などを送って“あげよう”」というアクション。しかし途上国の現場では、文房具などの援助は一時的であるだけでなく役に立っていないこともあるという現実を知り、「援助する」という意識を超えて、途上国の子ども達の教育のために、本当に求められていることは何かを考えようという問題意識の下、パネルトークが進みました。

開発現場のアプローチから学ぶこと

もう一人のパネリストのJICA教育アドバイザー、原雅裕氏からは保護者、住民、教員が一体となって地域の学校を作っていく「みんなの学校プロジェクト」が紹介され、住民参加の重要性が提起されました。プランからは「子どもとともに進める地域開発」のアプローチ、そして「Because I am a Girlキャンペーン」の取り組みからは、当事者である女の子のエンパワーメントの重要性と彼女たちが主体的に活動している事例を、マララさんのスピーチ映像やオリジナル教材も紹介しながら発表しました。

先生方からは、多くの質問が寄せられ、また「モノを贈る援助から、地域開発支援の重要性を確認した」「地域住民や女の子の主体性が鍵になることを知った」「授業の具体的なヒントを得ることができた」などの感想が寄せられました。

写真:オリジナル教材『世界を変える若者のチカラ~国際NGOプランの活動現場から』

オリジナル教材
『世界を変える若者のチカラ
~国際NGOプランの活動現場から』

写真:質問の多さに関心の高さを実感

質問の多さに関心の高さを実感

“風の人”と“土の人”

セミナーの中で、人には外から専門知識や発想を持ってくる“風の人”と生まれ育った地域に根を下ろす“土の人”がいて、先生方は“風の人”として教室や教育現場に新しい風を吹き込む存在になろうというお話がありました。それを受けて、プラン・スタッフも“風の人”としての大きな役割があると思いました。開発現場の「今」、そして途上国の子どもの等身大の姿、彼ら自身が主体となって地域づくりを行っていることを開発教育に吹き込んでいくこと、それは開発現場をもつNGOだからこそできることだからです。今後も“風の人”として開発教育に取り組む先生方との連携を広げ、深めていきたいと思います。

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