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境遇に負けない学力をつけ 女の子でも羽ばたける社会を 今井 和子さん 辻村 恵子さん

プラン・スポンサーシップを長年にわたり続けてくださっている辻村恵子さん。 これまでもさまざまなプロジェクトに親子で参加してくださっています。 今回、お母さまの今井和子さんの意向を受け、辻村さんが窓口となり、ヨルダンにおける「シリア難民の女の子の能力強化プロジェクト」にご支援くださいました。

写真:今井和子さん(右)と辻村恵子さん親子

今井和子さん(右)と辻村恵子さん親子

教育支援に役立てたい 母の想いを娘が実現

写真:自宅でオンライン学習を行う女の子

自宅でオンライン学習を行う女の子

今回のプロジェクトは母である今井和子が寄付を希望し、私、辻村恵子が事務手続きなどを行いました。
教育一家で育ち、戦中、戦後と自らも教壇に立っていた母は、以前から「自分の死後、少しでもお金が遺ったら、教育関係の支援団体に寄付して欲しい」と言い、年金生活の中でもコツコツ貯金をしていました。
ところが、母にとっては幸か不幸か、「その時」がなかなか訪れないまま94歳になり、「生きているうちに寄付してもいいかもしれないわね」「同じ金額なら日本よりも途上国のほうが、多くの人々の役に立つと思う」と言い始めました。
私は長年プラン・スポンサーシップを続けている関係から、事務局に相談したところ、ヨルダンにおける「シリア難民の女の子の能力強化プロジェクト」をご提案いただきました。
ヨルダンもシリアも遠い異国ですが、今も新聞をよく読む母は、シリア難民問題のことも知っていました。母は「女性も手に職を持って自立することが大事」という考えを持っていましたから、難民という境遇におかれ、教育の機会を奪われたり、家庭内暴力を受けたり、児童労働や早すぎる結婚を強いられたりするなど、より過酷な状況に置かれているであろう女の子たちを支援するプロジェクトは、まさに希望にぴったり沿うものでした。

力を合わせたからこそできた大きな支援

写真:自宅でオンライン学習を行う女の子

自宅でオンライン学習を行う女の子

プロジェクトは当初、教室で補助授業などが行われる予定でした。しかし新型コロナウイルス感染症の影響でヨルダンが都市封鎖されてしまい、プランから「自宅学習用にタブレット端末を支給し、オンラインや電話で補助授業が行われることになった」といった変更の連絡を受けました。
こうした機器を使ったことのない母は最初少し心配していましたが、日増しに日本でも感染者が増え、企業の業務や学校の授業がリモートで行われるのが当たり前となるにつれ、「現地でのタブレット端末配布は先進的だったと思う。都市封鎖がなければ、彼らがタブレット端末などの先端機器に触れる機会もなかったかもしれないわね」と安心したようでした。

写真:自宅学習用のタブレットと一緒に支援された製品。寄付者として今井さんのお名前が明記されたシールが貼られています。

自宅学習用のタブレットと一緒に支援された製品。寄付者として今井さんのお名前が明記されたシールが貼られています。

プランから届く中間報告書にも、筆記用具とスマートフォンを手に家庭学習する女の子たちの写真があり、コロナ禍でもプロジェクトを遂行するスタッフがいてくださったことは感謝の念に堪えません。
ほかのプロジェクト参加者の方々と力を合わせることで、自分の思いを形にできたことは、母にとってこの上ない喜びになりました。
1人でも多くの女の子たちが「女の子だから」と思うことなく、基礎学力を身につけて自国の歴史について学び、広い世界で胸を張って生きていってもらいたい。そしてよりよい社会を作っていってくれたらいいと思います。母も私も、この活動が今後も、地域で続いていくことを願っています。

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TEL:03-5481-7100(平日9:00~17:30)
E-mail:hello@plan-international.jp


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