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【開催報告】第74回国連総会の報告会(11/6・東京)

イベント

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11月6日、プラン・インターナショナルは、ジョイセフ、国連人口基金東京事務所と協働して、「SDGs採択から4年。国連総会参加報告とセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツを考える 国際人口開発会議25周年にむけて」と題したイベントを実施しました。職員2名が登壇し、理事長 池上清子が閉会の挨拶をしました。当日は関係者も含め、80人が参加しました。

国連総会から見えたこと

第一部では、9月17~30日にニューヨークで開催された第74回国連総会に参加したメンバーから、国連総会参加報告がありました。 持続可能な開発目標(以下、SDGs)採択から4年が経過し、これまでの取り組みを振り返る初のSDGサミットが開かれ、成果文書として「SDGサミット政治宣言」がまとめられたことや、政治宣言の中で、「誰一人取り残さない」という持続可能な開発目標を再確認し、今後10年の行動を加速させる必要性が強調されたことが報告されました。また、国連総会に参加したユースは、ユースが国連総会の議論に積極的に参加し、SDGs達成にむけた議論を主導していく重要性を述べました。

写真:会場の様子

会場の様子

SDGs達成の鍵となる思春期の健康

第二部では、プラン、ジョイセフ、国連人口基金東京事務所からスピーカーが登壇し、性と生殖に関する健康と権利(Sexual and Reproductive Health and Rights :以下、SRHR) に焦点を当てたパネルディスカッションを行いました。
ジョイセフの斎藤文栄氏からは、国連総会期間中に開催されたユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(以下、UHC)サミットの成果文書として国連初の「UHC政治宣言」がまとまり、SRHRについてもSDGsの目標に沿う形で成果文書に盛り込まれたことが報告されました。

写真:パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子

  • ※ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC):すべての人が、適切な健康増進、予防、治療、機能回復に関するサービスを、支払い可能な費用で受けられること

プランのアドボカシーチームの澤柳孝浩職員からは、国連総会でプランが主催したサイドイベントで発表された、「思春期の健康」について分析した調査書の概要を報告。
UHCの達成には思春期の健康への投資が不可欠であることを発表しました。

写真:登壇する澤柳職員

登壇する澤柳職員

また、国内支援事業準備チームの菅野亜希子職員からは、日本での思春期の健康課題、とくにSRHRの課題として、早すぎる/意図しない妊娠・中絶や性感染症の罹患、性暴力・性的搾取被害の3点を挙げ、包括的性教育の実施を実現するシステムを構築すること、思春期の若者が利用しやすい心理・生活相談支援の拡充を訴えました。

写真:登壇する菅野職員

登壇する菅野職員

ナイロビ・サミットにむけて

国連人口基金東京事務所長の佐藤摩利子氏からは、国連におけるSRHRの位置づけと、2019年11月12~14日に国際人口開発会議25周年を記念して開催されるナイロビ・サミットについてご紹介いただきました。1994年、エジプトのカイロで開催された国際人口開発会議では、179の政府がカイロ行動計画を採択し、人口は数の問題ではなく、一人ひとりの尊厳と生活の質に関する問題であることが確認されました。今回のナイロビ・サミットでは、早すぎる結婚や妊産婦死亡率、女性性器切除などこの25年で解決されていない課題や、SDGsの実現にむけて必要な政治的なサポートや資金について議論される予定です。

写真:登壇者の皆さん

登壇者の皆さん

最後に、プラン理事長 池上清子より閉会の挨拶として、SRHRは人権であるという国際的な議論をどう国内に広め、取り組んでいけるか、共催団体である3団体の今後の連携への期待が寄せられました。

ナイロビ・サミットにはプラン各国のスタッフやユースも参加し、複数のサイドイベントを実施し、ユースが直面する課題を発信していきます。サミットについては後日改めてご報告します。お楽しみに。

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