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【開催報告】「ミッションSDGs:世界の貧困をなくすには?」小・中学生向けオンラインワークショップ
イベント
(更新)
プラン・インターナショナルの開発教育ボランティア「プラン・フレンズ※」は、8月21日(土)に開発教育ワークショップ「ミッションSDGs:世界の貧困をなくすには?~支援について考える~」をオンラインにて開催しました。当日は国内外から、小学4年生から中学3年生までの子どもたち25名と、高校生のボランティア1名が参加しました。
- ※プラン・フレンズ
プランの開発教育ボランティアグループ。教育現場での講義やワークショップを通して、途上国の子どもたちを取り巻く問題やプラン・インターナショナルの取り組みについて伝えています
SDGsへの理解を深めながら、支援プロジェクトを考える
今回の企画で目指したのは、以下の2点です。
- 途上国への具体的な支援策を知り、支援チームの一員という立場で一人ひとりが主体的に支援について考える。
- 途上国の実態は一律ではないが、実情に合ったプロジェクトによって改善されている事実があることを知る。
アイスブレイク 「世界を知るクイズ」
はじめにアイスブレイクとして、プラン・フレンズが考案したオリンピック関連のミニクイズを出題しました。五輪マークの意味や参加国数の推移、1964年の東京オリンピックでは男性しか参加できない種目がいくつもあったことや、当時東京パラリンピックも開催されたことなど、歴史やジェンダーを問う問題は、参加者にとって新しい気づきとなったようです。
ミニクイズの例
ミッションの解決のための支援とは?チームで議論
続くグループワークでは、子どもたちはチームに分かれ、課題に取り組みました。与えられたミッションは、仮想の国「アース国」の大統領からの「世界の貧困をなくすために支援プロジェクトを実施せよ」というもの。まず、「アース国」の農村開発大臣から、村の現状や、ミッションを解決するための複数のプロジェクト案について説明を受けました。
「アース国」の大統領からのミッション
- A村:農村地域にあり井戸やトイレ、診療所や学校はあるが医者や先生は毎日来ないし停電も多い。
- B村:山間部にあり井戸やトイレ、診療所や学校もなく一部の子どもたちだけが片道1時間かけてA村の学校に徒歩で通っている。
- 2つの村を支援するための予算は200万円。
- アース国が検討している支援プロジェクト案は、生計向上や栄養改善、教育などの分野の計12件。
- 制限時間25分で、2つの村の状況を改善するための支援策を決定する。
グループワークで用いたワークシート
チームごとに検討した支援プロジェクトを発表
5チームの活発な議論の末、支援プロジェクトが発表されました。「村の人々に職業訓練や農業研修を提供することで生活改善を促進する」、「ヤギを飼えば栄養補給や現金収入が期待できる」、「未来を担う子どものためにまずは教育関連のプロジェクトを重視する」など、さまざまな視点からの話し合いで導き出された各チームの発表は、いずれも個性的で意義あるものでした。
参加した子どもたちと
プランの活動例を紹介
グループワークのまとめとして、はじめに提示した複数の支援プロジェクトが、SDGsとどのように関連しているかを説明。例として、プランが行っているカンボジアの「地域主導型の小学校給食」プロジェクトのほか、 バングラデシュやベナンでの活動の様子を紹介しました。
給食を食べる子どもたち(カンボジア)
最後の質問タイムでは、プランの活動やイベントについての質問に加えて、「プラン・フレンズに入りたい」という嬉しい声も寄せられました。長年ワークショップを続けてきたプラン・フレンズにとって大きな励みとなりました。
プラン・フレンズは、今後も小・中学生向けのワークショップを行う予定です。開催予定は決まり次第、ウェブサイト上でお知らせします。
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