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【プロジェクト中間報告】エボラ出血熱で延期されたプロジェクトが再開~リベリア~

女の子だから

更新)

エボラ出血熱の流行により活動が延期されていた「女の子の教育への理解促進プロジェクト」は、感染者数の減少により再開が決まりました。リベリアの首都モンロビアから450キロほど離れたロファ郡で実施されるこのプロジェクトは、女子教育への理解の普及と、女の子の学習環境の整備を目的としています。これまでの活動延期の背景と現在までの経過についてご報告します。

リベリアのエボラ出血熱の流行とプロジェクト地域の感染

コンダルコミュニティの学校での説明の様子。大人も女子生徒も参加しました

コンダルコミュニティの学校での説明の様子。
大人も女子生徒も参加しました

リベリア国内でのエボラ出血熱の感染者は、2015年3月時点で9384人(疑いがある患者も含む)に上り、死者は4117人となりました。7500人の子どもが親を失ったとも言われています。最も患者が多かったのは、シエラレオネとの国境付近と首都の周辺でしたが、リベリア保健省によると、ロファ郡でも2月時点までに約680人が感染し、414人が亡くなりました。感染拡大により、プランの活動が緊急支援活動に絞られたことから、「女の子の教育への理解促進」プロジェクトの担当者も緊急支援活動に携わりました。

プロジェクト地域の感染対策とプロジェクトの再開

キッシークオーターコミュニティの学校での説明の様子。学校運営委員会が参加しました

キッシークオーターコミュニティの学校での
説明の様子。学校運営委員会が参加しました

2014年の感染拡大時には、政府が外出禁止令を出し、集会などができませんでした。また、学校は休校となり、子どもたちは授業を受けることができませんでした。徐々に新たな感染者の人数も減り、2015年2月中旬に政府が学校再開を決めました。プランは緊急支援以外の活動再開について、慎重に調査を重ね、プロジェクトの再開を決めました。

支援プログラムの内容

  • 学校を拠点とした子ども啓発グループの結成とトレーニング(20校200名)
  • 地域における子ども啓発グループの結成とトレーニング(100名)
  • 大人啓発グループの結成とトレーニング(100名)
  • 大人メンター・グループの結成とトレーニング(80名)
  • 上記4グループによる女子教育への理解促進とFGMを無くすような意識啓発活動
  • トイレに女子更衣室を併設(20校)
  • 生理用ナプキンの配布(2000人、合計4万8000個)

地域の人々が拡げる女子教育

このプロジェクトの特長は、女子教育の重要性に関する啓発活動を、地域の人々自らが担うことです。最初に、プランのスタッフが住民に対してプロジェクトの内容と期待される役割を丁寧に説明し、理解と協力を得ることができました。啓発活動やトレーニング教材の内容もほぼ決まりました。

施設の整備に関しては、専門の技術専門家が、学習環境改善の一環として予定しているトイレ修繕について対象校を訪問し、現状調査を行っています。それに基づいて設計図が作成され、2015年4月末までには建設業者の選定と契約ができるように作業をすすめています。女の子への生理ナプキンの購入も進められています。

エボラ出血熱の感染状況を監視しながら活動を継続

ロファ郡は新たな感染者の人数は減少していますが、同じくエボラ出血熱が流行するギニアと国境を接している地域で、国境での人の往来が多いことから、感染状況を注視しながら活動を進める予定です。プラン・リベリアのスタッフは緊急支援活動と同時に、このプロジェクトを始め、再開した学校への支援などエネルギッシュに活動しています。

引き続き、皆さまの温かいご支援をよろしくお願いします。

ニューライフコミュニティの学校での説明の様子

ニューライフコミュニティの学校での説明の様子

セレガコミュニティの学校での説明の様子

セレガコミュニティの学校での説明の様子

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