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早すぎる結婚を防止して女の子の人生をサポート~ザンビア~
女の子だから
(更新)
ザンビアは世界の中でも子どもの結婚の割合が高く、20歳から24歳までの女性で18歳までに結婚した人の割合が42%*にのぼります。チボンボ郡のガートルードは10歳。2011年に母親を亡くし、祖母が面倒を見ていましたが、その翌年に祖母も死去しました。プランはガートルードのような女の子が自分の望む人生を拓いていけるよう、政府への働きかけを行う地元のグループの運営を支援するなど、早すぎる結婚の防止に向けて活動しています。
*ユニセフ世界子供白書2014
ガートルードの夢
母と祖母を亡くしたガートルードは、現在、先生になる夢を抱きながら叔母のファネスと一緒に暮らしています。早起きをするガートルードは毎朝、洗顔のあとに庭掃除をして、家族のお茶をいれ、朝食のお皿を洗います。放課後は叔母の畑仕事を手伝いますが、作物の収穫量は少なく、食べ物がほとんどとれない時期には十分に食べることができず、お腹をすかせて辛い思いをしています。
多くのザンビア人家族は貧しく、子どもたちを学校に行かせることができません。特に女の子は働くか、結婚することになります。ガートルードのように将来の夢を抱き、よい未来を築きたいと願う女の子にとっては、大きな障害です。
ファネスはガートルードを学校に行かせ、早すぎる結婚をさせたくないと願っています。「私は彼女にただ家に居てほしくありません。学校に行かなければ、私のようになってしまうので。畑で一日中働くことは、大変なことです。簡単ではありませんが、彼女を学校に通わせて、大学に入れたいと思っています。彼女には早すぎる結婚をせずに、違う人生を歩んで欲しいです」。ファネスはガートルードに、自分の意思を貫いて欲しいと強く願っています。
プランは、教育、健康、子どもの保護、経済力の向上など活動のすべてにおいて、早すぎる結婚の防止に結びつけています。あらゆる場面で、早すぎる結婚を防止する必要性を子どもたちと保護者に対して訴えかけ、子どもの権利に対する意識を高め、子どもたちの権利を確固たるものにしていきます。
温かい伯母のもとで前向きに生きているガートルード
早すぎる結婚の防止は子どもの人生を拓きます
母親と家事にいそしむチボンボ郡の女の子
学校で宿題のチェックを受けるチボンボ郡の子どもたち
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