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国際ガールズ・デーに寄せて、理事長池上清子からのメッセージ
女の子だから
(更新)
プラン・インターナショナルは、毎年10月11日の「国際ガールズ・デー」に寄せて、女の子たちを取り巻く課題とその解決にむけた取り組みを広く社会へ呼びかけています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行が長引くなかで迎える2021年の「国際ガールズ・デー」、この日の意義について考えます。
長びくコロナ禍で迎える2021年の国際ガールズ・デー。日本のみならず世界中が不安や閉塞感に覆われ、健康、社会的幸福、経済的豊かさを享受することができない状態が続いています。その被害の中心にいるのが女の子たちです。
今回のパンデミックにより、これまでも存在していた格差や不平等が拡大するなか、日本においても「生理の貧困」が社会問題として広く取り上げられるなど、国内外の女の子たちが抱えるさまざまな課題が顕在化しています。貧困のため生理用品を購入することができず学校を辞めざるを得ない女の子がいる一方で、ロックダウンによる学校閉鎖で自宅待機が続くなか、女の子に対する暴力や搾取、ハラスメントのリスクが高まり、家事や介護、子守りといった無償ケア労働の負担も増加しています。そのうえ、多くの国々の女の子たちが、支援を受けるために必要な携帯電話、コンピューター、インターネットへのアクセスがないことや、暴力の加害者や家族の監視下で、電話やインターネットを安全に安心して使えないというジェンダーに基づく「デジタル・デバイド」に直面し、その格差は拡大していると言われています。
プラン・インターナショナルは、女の子たちが直面しているさまざまな課題を丁寧に洗い出し、解決に向けた取り組みを進めています。同時に、女の子たちが声をあげ、各々の課題を自分の力で乗り越えていけるよう後押ししています。国際ガールズ・デーを機に、一人でも多くの方が、女の子たちが置かれている現況に目をむけ、彼女たちが再び夢を抱くことができる世界を実現させるために応援くださることを願っています。
公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン理事長
池上清子
THINK FOR GIRLS
世界中で差別や暴力に直面している女の子たちが、コロナ禍でさらに厳しい状況に置かれています。女の子たちに思いを馳せ、わたしたちのできることを考えてみませんか。「国際ガールズ・デー2021」特集ページをご覧ください。
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