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ギフト・オブ・ホープの舞台裏~小学校6年生の男の子の奮闘~
お知らせ
支援者の方へ
(更新)
プラン・インターナショナルは2018年冬、途上国の子どもたち・家族に贈るギフトカタログ「ギフト・オブ・ホープ」を実施し、皆さまにご協力をいただきました。今回は多くの支援者のなかから、ニジェールの「栄養不良の子どもの食料支援」プロジェクトの「種と肥料1年分相当」ギフトに協力してくれた小学校6年生の男の子のストーリーを紹介します。
来局してくれたこうせい君
チラシを見て寄付を決意
モノづくりが大好きな小学校6年生のこうせい君。お父さんと一緒に日曜大工で机を作ったり、学校でも木工が得意です。ある日、お母さんが支援をしているプランから送られた、「ギフト・オブ・ホープ」のチラシを目にしました。
チラシにはさまざまな国で必要としている「ギフト」が掲載されていました。こうせい君の目をひいたのは、アフリカのニジェールの栄養不良の子どもたちへ贈る「種と肥料1年分相当」です。種は大きく成長し、やがて人々の栄養になることが気に入ったこうせい君。自分にも何かできるかもしれないと考え、このプロジェクトへの寄付を決めました。
きっかけとなったチラシ
自分ができることで募金活動
こうせい君のアイデアは、自分で苗を育てて、それを寄付してくれた方にお渡しする募金活動です。野菜の苗を育てるのは初めて。ホームセンターからトマト、ピーマン、ミントの種を買ってきて、インターネットで栽培方法を調べながら、自宅のベランダで一生懸命に世話をしました。なるべくお金をかけないように工夫して、クラスメートにも協力してもらい、給食の牛乳パックを集め、乾燥させて、苗用のポットも作りました。
種まきして芽がでるのを待ちます
乾燥させた牛乳パックを利用したポット
いよいよ募金活動を開始
苗ができると、公園や知り合いのパン屋、小学校の前などで、人々に呼びかけました。呼びかけるだけではなかなか足を止めてもらえないので、チラシをつくって目的を説明し、プランの活動や寄付について興味を持ってもらえるように工夫しました。最初はひとりで始め、そのうち友だちも手伝ってくれるようになりました。やさしそうな人に声をかける、イヤホンをつけている人は立ち止まらないことが多いなど、経験を積むと人に立ち寄ってもらえるコツがわかってきました。
道行く人に声をかけるこうせい君
お母さんとお父さんはこうせい君の自主性を尊重しつつも、安全に活動できるように、遠くで見守るなど、細心の注意を払ってくれていました。そして目標を達成できるようにずっと励まし、応援してくれました。家族や友だちにも協力してもらい、活動し続けてから6カ月で募金が目標額に達しました。
「大変でしたが、頑張ってるねと声をかけてくれる人がいたり、近くにいた焼き芋屋さんができたての焼き芋をくれたりして、うれしいこともありました。今回、自分で苗を育てたことで、植物の栽培に興味をもったので、将来は砂漠の緑地化に取り組んでみたいです」
募金活動について語るこうせい君
ニジェールから届いたメッセージ
今回こうせい君の活躍を日本から伝えられたニジェールの人々から次のようなメッセージが届いています。- 「こうせい君の行動は食料不足に苦しむ私たちの村を救ってくれます。ニジェールの子どもたちも、同じように勇気があって思いやりのある子どもに育ってほしい。こうせい君がしたことは、大人でも難しいことです」(アマドゥさん/女性)
- 「まだ小学生のこうせい君の行動にとても感動しました。勇気をもって人を助ける行動をしたのです。私たちのことを思ってくれたやさしい気持ちが伝わってきます。いただいた寄付を最大限、有効に使わせていただきたいです。こうせい君、そして私たちのことを考えてくださるすべての日本人の方に感謝します」(アリさん/男性)
「ギフト・オブ・ホープ」はこのように多くの温かい支援に支えていただきました。いただいたご寄付は大切に使わせていただきます。ご支援ありがとうございました。
あなたの寄付で、誰かの人生に可能性が生まれる。
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