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絵本「世界じゅうの女の子のための日 国際ガールズ・デーの本」が出版
お知らせ
(更新)
絵本「世界じゅうの女の子のための日 国際ガールズ・デーの本」が、2021年の国際ガールズ・デーにあわせて、大月書店より出版されました。
カナダの出版社Kids Can Pressが発行した「International Day of the Girls」の日本語版です。翻訳と解説を、日本のプラン・インターナショナルが担当しました。
世界じゅうの女の子のための日 国際ガールズ・デーの本
ジェシカ・ハンフリーズ(著/文)ロナ・アンブローズ(著/文)シモーネ・シン(イラスト)
国際NGOプラン・インターナショナル(翻訳)
発行:大月書店
自分の夢を描くために声をあげた9人の女の子の物語
絵本には、異なる国に暮らす9人の女の子たちが登場します。それぞれが、自分が直面するジェンダーに基づく暴力や不平等に対し自ら声をあげ、聡明さや勇気、想像力や優しさを駆使して課題を乗り越えていく前向きな姿が描かれています。9つの物語の最後は、一人ひとりが描く夢に向かって一歩を踏み出す形で幕を閉じます。
登場人物の一人、アフガニスタンのハナの物語
国際ガールズ・デーの成り立ちも分かりやすく解説
また、絵本の中では、世界中の女の子たちの権利を訴え、啓発する国際デーである「国際ガールズ・デー」の成り立ちも解説しています。プランの働きかけで、2011年に国連で制定されるまでの経緯が、分かりやすく紹介されています。
巻末には、今回翻訳と監修に当たったプラン職員による解説文と、活動地域の女の子たちの写真も掲載。「性別に関係なく、誰もが自分らしく生き、差別や暴力のない社会を一緒に作っていく力が、私たち一人ひとりに備わっている」というプランからのメッセージが掲載されています。
大学に進学しパソコンを使って勉強(エクアドル)
女子サッカーチームで活躍する女の子たち(ベナン)
ジェンダー平等を社会にアピール(ベトナム)
翻訳を担当した広報マーケティング部 平田 泉職員のメッセージ
9人の登場人物を通じて、これまで知らなかった世界の現実を知ることができる一方で、女の子たちが持つ可能性や能力を再認識できるこの絵本は、小学校高学年から大人まで幅広い年代の方たちに楽しんでいただける内容となっています。
2018年に平和賞を受賞したアフリカ、コンゴ出身のデニ・ムクウェゲ医師は、「すべての人が自己実現を果たし、女性が男性と同じように尊厳を持ち権利を享受できる社会を実現するためには、世界中の何千人もの女性の境遇に無関心でいてはならない」と語っています。この本がそのきっかけとなり、一人でも多くの方が世界の女の子たちが置かれている状況について関心を持ち、小さなアクションにつなげてくださることを願っています。
絵本は全国の書店やオンラインにてお買い求めいただけます。
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