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ラジオ番組で緊急事態を乗り越える~リベリア~
世界の各地から
(更新)
リベリアでは、若いジャーナリストたちに対して、情報収集や記事執筆、ラジオ番組制作についての研修と継続的なコーチング活動を通じて、大流行したエボラ出血熱の感染対策や女の子と女性の権利、子どもの保護、教育などの効果的な情報発信ができる人材の育成に取り組んでいます。
ジャーナリスト育成プログラム
プラン・リベリアが進めている育成プログラムでは、リベリア北部のロファ郡とニンバ郡、西部のボミ郡のコミュニティラジオ14放送局から27人が受講しています。受講者は、エボラ出血熱の特徴、感染が社会に与える影響、大流行が残した爪痕などを事例学習のテーマとして、正確な情報収集、記事の執筆、ニュース化までの全体的な流れを学習します。エボラ以外の地域開発のテーマも含めて、月に4本の記事提出が課題です。ジャーナリストへの研修の効果が最大限に発揮されるために、若きジャーナリストに対して、記事1本につき25ドル支払うことに決めました。
プロジェクトに参加しているジャーナリストたち
ラジオ番組は重要な伝達手段になっています
さらに、受講者たちは、質の高いラジオ番組の制作方法についても学んでいます。地域の多くの人々は、インターネットや、コンピューターにアクセスすることができないため、ラジオは、唯一アクセスできる情報源で、読み書きができない人々がもっとも頼りにするメディアです。エボラ感染拡大時においても感染防止の情報を広めるうえで大きな役割を果たしました。ラジオ番組の内容を充実させるため、テーマ設定、リサーチ、番組制作技術、インタビュー対象者、ゲスト、専門家のリストを提供し、研修会以外でも継続的にインタビュー技術の向上へのアドバイスを行っています。
正しい情報を効果的に伝えるラジオ
現在プランは、エボラ感染の防止と教育をテーマとしたトーク番組2つを3地域の14放送局と提携して放送しています。研修と継続的なコーチングの効果で、ラジオ番組の視聴者数は増加しています。視聴者の関心は高く、特に電話相談の番組では様々な意見が寄せられます。プランでは、視聴者からの聞き取り調査を行ない、ラジオ番組の充実化をはかる予定です。
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