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3/21は国際森林デー「空に浮かぶ島」を救う若者たち~マラウイ~

世界の各地から

(2021/03/19更新)

3/21は「国際森林デー」。森林や樹木の持つ役割とその重要性について知り、意識を高める日として2012年の国連総会で決議されました。環境保護活動や各国の取り組みにより、森林面積の減少速度は鈍化しています。プラン・インターナショナルも、活動のなかで環境保護のための植林活動を実施しています。しかし、森林の畑地化や燃料確保などのために、依然森林伐採が行われている地域もあり新たな問題を引き起こしています。

写真:「空に浮かぶ島」ムランジェ山

「空に浮かぶ島」ムランジェ山

森林伐採が洪水の原因に

プラン・インターナショナルが活動しているマラウイのムランジェ活動地域では、ほぼ毎年のように洪水が起き、その頻度が増しています。洪水のたびに人命が失われ、インフラが停止し、コミュニティはしばしば生活に必要な市場や学校、保健サービスなどから切断されています。
「洪水の多くは、人災です。森林伐採、激しい雨による土砂の侵食、過剰放牧などすべてが生態系を壊す原因です」と、コミュニティのユースクラブリーダーのフェストンさん(33歳)は言います。

写真:苗木の様子を見るフェストンさん

苗木の様子を見るフェストンさん

15歳のマーシーさんは「洪水のことは思い出したくもないとても悲惨な経験でした。私の学校は洪水で被災し、5カ月も閉鎖されました。もうじき学校を修了して看護師になるという夢が目の前で崩れ去ったのです」と話してくれました。

地域の様相を変えた森林伐採

森林伐採は洪水増加のおもな原因の一つであることが明らかになっています。ムランジェ山のふもとに住む人々は、長きにわたり山にある枝木を燃料にしてきました。しかし近年、違法伐採が広範囲にわたって森を裸にし、多くの原木種を急激に減少させてしまいました。ムランジェ山はよく「空に浮かぶ島」と称されてきましたが、植生のない山となった今、雨が降ると3000メートル級の岩山から鉄砲水が流れ落ち、家々や畑などすべてを洗い流してしまいます。

「私は1960年に生まれましたが、当時地域の山は植物に覆われ、今とは違って美しい場所でした。洪水を怖れる必要もなく、夜はゆっくり寝ていました。今は違います。一度、真夜中に溢れた水で目が覚め、命からがら逃げだしたこともあります」と60歳のマリーさんは言います。

若者たちが取り組む地域の改善

気候変動対策の一環として、プラン・インターナショナルは森林局とコミュニティの若者たちとともに、ムランジェの森を再生させる活動をしています。ユースクラブのメンバー25人は、育苗場の作り方を学び、苗木や手押し車、ブーツ、ボリエチレン管、鍬(くわ)などの農具の提供を受けました。

若者たちは、村の会合やサッカーの試合などで啓発活動を行い、樹木の伐採の防止と森林再生プロジェクトへの参加を促しました。若者たちによって開設された育苗場は、今や年数千本もの苗木が育てられ植林されています。

「コミュニティの誰もが洪水の痛みを知っています。だから私たちが植林の説明会を行ったとき、みんながこの案を喜んで受け入れてくれました。2016年から約8000本を植林できたことは、画期的です。より多くの木を植えれば植えるほど環境を保護し、洪水のリスクが減っていくのです」とフェストンさんは話します。

写真:苗木を植えるユースクラブのメンバー

苗木を植えるユースクラブのメンバー

植林活動が起業の機会に

ユースクラブは、失った植生を補うための植林だけでなく、果樹やモリンガのような珍しい木々の苗木を育て植林するとともに販売しています。また、養蜂にも取り組んでいます。

「若者は失業で多くの困難に直面しているので、コミュニティ支援の先までみなければなりません。そのために、私たちは養蜂業に取り組みました。苗木の販売代金を巣箱の購入に充てていましたが、プランが新型の巣箱5箱を支援してくれたので、これまで以上に蜂蜜を生産することができるようになりました。販売代金でより多くの苗木を購入するだけでなく、利益の一部をグループで分けることで、自分たち自身の生活を維持できるようになりました」とフェストンさんは説明します。
養蜂は若者たちに収入をもたらすと同時に、森の中においてある巣箱と蜂が違法伐採者にとっての脅威となり、伐採数を大きく減少させる効果もありました。

写真:植林前の苗木の育苗場

植林前の苗木の育苗場

若者たちが地域の人々の意識を変える

ムランジェでも、依然として洪水のリスクはあります。しかし、若者たちによる広範囲な啓発活動によって、地域の人々が森林伐採のもたらす悪影響を知り、環境保護対策に取り組む必要性を理解し始め、コミュニティ全体の態度が変わりました。
「私たちは地域の森林資源を枯渇させ続けなければならないのか?いいえ違う!ここは私の子どもや孫たちが暮らしていく大切な場所です。だから私たちが環境を確実に保護しなければならないのです。私は年を取っていますが、まだ積極的に行動しています。植林を支援し続けていきます」とマリーさんは力強く話してくれました。

気候変動の影響を受けた極端な天候が、洪水のみならず干ばつ被害をもたらし、マラウイを含む南東アフリカ諸国に食料難をもたらしています。収入手段を多様化し経済力をつけることで、生活を安定化することもできます。プランは活動地域の人々とともに、地域の抱える課題に多面的に取り組んでいきます。

写真:ガールズ・プロジェクト

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