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学用品の支給が子どもたちの夢を後押し~ガーナ~
アフリカ
教育
(更新)
ガーナ北部のサンバンコミュニティとニョピドコミュニティは、住民が1人当たり1日1.70ガーナセディ(日本円で約50円)未満で暮らしている貧しい農村地域です。1世帯あたりの子どもの数が多く、学校は無料だったとしても文房具や副教材を買うために教育費がふくらみ家計を圧迫しています。子どもたちの学習環境の改善を目指して進められている「小学校建設プロジェクト」を通じて、子どもたちの就学を支援する学用品の支給を行いました。
学用品の支給は保護者の同席で
2つのコミュニティのサンバン小学校とニョピド小学校では、2017年3月13日から17日にかけて、合計488人(男子263人、女子225人)を対象に、通学用バッグとノート10冊、鉛筆や消しゴム、定規などの学用品一式を渡しました。学用品が有効に活用されるためには、子どもだけではなく、家族の理解と協力が大切です。
このため、支給の際には保護者へも同席を求め、学用品の支給目的、さらに子どもの教育の重要性について説明しました。通学バッグと文房具を支給された女子児童の母親のバミアナムさんは、「私の娘は将来看護師になりたいと言っています。娘が勉強を続けられるよう、私もできるだけのことをしたい。娘のためにありがとうございました」と、これからも子どもの教育をできる限り後押しすることを約束しました。
「ありがとう。大切に使います!」
新しい通学かばんを背負って
緊張した面持ちの女の子
「学校の先生になりたい!」子どもたちは新しい学用品やかばんを手にして大喜び
サンバン小学校の6年生のンビバさんは、語ります。「プランはサンバンコミュニティのみんなにとって、とても良い友だちです。私たちが勉強しやすいように、新しい教室を建てたり、いろんなことをしてくれています。私は女の子ですが、私の両親は教育を受けることの大切さを理解してくれるようになりました。私の夢は、いつの日か、このサンバン小学校に先生として戻ってくることです」。
また、同じくサンバン小学校5年生の男子児童、コヤジャさんは「すごく嬉しいです。がんばって勉強を続けていると、楽しい未来が待っている気がします。どうもありがとう」と話しました。
ンビバさん
コヤジャさん
このプロジェクトでは新校舎の建設も進んでいます。多くの子どもたちがより良い学習環境で学べるよう、引き続き皆さまのご支援をよろしくお願いします。
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