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「女性性器切除から女の子を守る」プロジェクトを開始しました~エチオピア~
プラン一般プロジェクト
女の子だから
(更新)
2017年7月から新しいプロジェクトが始まりました。世界には女の子と女性の心身を傷つける慣習がまだ残っています。大人の通過儀礼とされる「女性性器切除」もその慣習のひとつ。エチオピアの「女性性器切除から女の子を守る」プロジェクトは、この慣習をなくす取り組みです。プロジェクトを担当する日本人職員と現地職員がこの取り組みへの思いを語ります。
「女性性器切除」(Female genital mutilation、以下FGM)は、成人女性への通過儀礼・結婚の条件として、幼児期から15歳頃までの女の子の性器の一部を切除する慣習です。特にアフリカと中東地域で多いとされています。施術は激痛と出血をともない、死亡する場合もあります。また、感染症や出産への悪影響を引き起こし、強い恐怖が心の傷として残ります。エチオピアでは違法にもかかわらず、15歳から49歳の女性の74%が施術されているなど、今も広く行われています。
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プロジェクト担当者からのメッセージ

もし自分や幼い娘が、慣習だからという理由で、ある日突然、性器の一部を切除されたら・・・・・・・・・・そんな想像をしてみてください。プロジェクトを実施する地域では、多くが10歳未満で施術されます。FGMは心身を傷つける危険な慣習であり、深刻な女の子や女性の権利侵害につながります。国連は2月6日を「国際女性性器切除(FGM)根絶の日」と定め、世界的にも根絶にむけた気運が高まっています。けれども、通過儀礼や長年続く社会的な慣習は、一朝一夕で変わるようなものではありません。当事者である女の子、保護者、伝統的施術者、コミュニティリーダー、男の子や男性たち―― みんなの意識を変えるための地道な活動が必要です。そしてケアが必要な女の子には必要な支援を届けます。女の子がFGMに脅える必要がない日が来ることを目指して、活動に取り組みます。

このプロジェクトは、エチオピア南部のシェベディーノ郡内の25村で実施します。私は古くからの伝統的な考え方、女性の地位の低さ、教育の機会が少ないことなどが、FGMが続けられる原因だと考えます。コミュニティの人々と一緒に活動することで、人々の考え方や行動に少しずつ変化をもたらし、最終的にはこの慣習がなくなることを目指します。FGMを違法として禁じている法律がきちんと適用される仕組みも作ります。そのほかにも、女の子を脅かす暴力や早すぎる結婚など、女の子の権利を侵害する問題から、女の子たちが守られる社会を作ることが必要です。そして、女の子自身が「ノー」と言える力をもつこと。これからの3年間は私たちにとっての挑戦です。
私たちの取り組みは日本の支援者の皆さまからのご支援なくしては実現できません。エチオピアの女の子たちが、心身に悪影響を与える危険な慣習に、勇気をもって立ち向かい、自分たちが持っている可能性を最大限伸ばすことができるよう、ともに手を携えていただければ大変ありがたく思います。
「女性性器切除から女の子を守る」プロジェクト
ご支援を受け付けています
実施地域 :
【エチオピア】南部諸民族州シェベディーノ郡
活動内容 :
- FGMを受けた女の子の身体的・心的外傷のケア
- ラジオや新聞などの地元メディアを利用した「FGM根絶キャンペーン」、「国際女性性器切除根絶の日」(2月6日)の啓発イベント
- 男の子と女の子を対象とした、FGMの弊害、性と生殖に関する健康やジェンダー平等を学ぶトレーニング
- FGMを禁止する法律の遵守のための、行政の能力強化と関係者のネットワークの構築
対象者 :
シェベディーノ郡25村の約1万2000人(うち女の子と女性 7500人)
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