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遠い国の知らない事実に、できる限り近づくこと

インタビュー

更新)

写真:藤田 博さん 株式会社 草思社 編集者

藤田 博さん
株式会社 草思社 編集者

プランの「夏休み読書感想文コンクール2016」では、ソマリア出身のモデルが自らの半生を描いた『砂漠の女ディリー』が課題図書の1つになっています。作中に記された女性性器切除(FGM)の実体験が世界に衝撃を与え、日本でも1999年の刊行以来4万2000部の売り上げを記録しているベストセラーです。出版元の草思社・藤田博さんにお話を伺いました。

出版社としての理念

本を出すということは、ある知識や情報を広めていくということです。色々な事実を知っていくことが大事だという意識を持って、私たちは本を出版しています。特に、ノンフィクションを中心に扱う出版社として意識していることは、「可能な限り事実に近づくこと」。事実はバイアスや角度によって見え方が変わってしまうものです。事実それ自体を掴むことはできなくても、バイアスをできるだけ排除して言葉にしていくことが、私たちの理念です。

事実を捉え、考えるきっかけに

若い人に考えてほしいことは、何が本当のことで、今生きているこの世界がどのような世界かということです。ある報道に安易に他の報道機関が追従するなどメディアの情報が限定的になっているなか、書籍では、本当に大事なことは何かを考えたうえで情報が発信されています。また、書籍の情報は伝聞の多いインターネットの情報に比べて、検証と推敲も重ねられた、信頼度の高い情報です。特に『砂漠の女ディリー』は主人公が実体験をつづった書籍。高校生がこのような書籍に触れ、感想を自分の言葉にして認識を深めるのは、とても有意義だと思います。

まずは自分の無力さに改めて気づく結果になってもいいでしょう。それぞれが近づいた事実をもとに、どのように世界を認識するか、自分に何かできることがないかと考えてみていただければと思います。プランの世界の女の子のための活動も、その活動の一例と言えるでしょう。

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