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【開催報告】プラン・ラウンジ8月 夏休みオンラインイベント「食べることが学びにつながる」~カンボジア~
イベント
(更新)
2021年8月21日、プラン・ラウンジ8月 夏休みオンラインイベント「食べることが学びにつながる」~カンボジア~を開催しました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響で、昨年6月以降プラン・ラウンジはオンラインで開催しています。今回は、夏休みということもあり、お子さんを含めた約130名の方々にご参加いただきました。
SDGsとは?クイズで理解を深める
今回のラウンジは、小中学生にも楽しんで参加していただけるよう、クイズなどを交えて進行しました。プログラム部の山形職員が登壇し、はじめにSDGsについてのクイズを出題。多くの人がチャットで回答してくださり、盛り上がりました。
スライドを使って説明する山形職員
学校給食の大切さ
山形職員は、続けてカンボジアの「地域主導型の小学校給食」プロジェクトについて紹介。カンボジアの農村部では、中途退学する子どもたちが多いことを説明しました。その理由は、貧困により朝食をとれない子どもたちが空腹で授業に集中できず、進級試験にも合格できないためです。そのため「学校給食」は、小学校の卒業率をあげるために大切な要因になります。また、活動の実現は、プランだけでなく、ほかの国際機関や生徒の保護者など、さまざまな組織や人々の協力によって成り立っていることを、図や写真を使って説明しました。
現地の協力体制を示した図
給食に必要な衛生環境
イベント中に出題された「給食を提供するためには何が必要?」というクイズに対し、「お金」、「食材」、「作る人」、「調理器具」、などさまざまな回答が上がりました。山形職員は、それらも大切としたうえで、もっとも重要なのは「安全な水と衛生環境」であることを強調しました。トイレや手洗い場の設置を通じて、子どもたちが衛生習慣を身につけることが、安全な学校給食の実施に欠かせないためです。また、プランが障害のある子どもも使えるスロープ付きの学校トイレの設置をすすめていることも説明しました。
石けんで手洗いをする生徒たち
給食の準備は朝の5時から
山形職員は、カンボジアならではの給食風景についても、スライドショー形式で紹介。日本の学校給食は昼に提供されますが、カンボジアでは朝に提供されることも多いです。調理係は保護者が担当することが多く、早朝5時に集まって準備を開始。そして、配膳係の子どもたちも6時に集合します。7時半からの授業開始に間に合うよう協力して準備し、おいしそうに給食を食べる子どもたちの様子が見られました。
学校の近くに住む生徒の保護者などが調理係として活躍
給食の導入がSDGsの目標達成に貢献
最後に「プロジェクトがSDGsのどの目標に貢献しているか」というクイズが出題されました。「目標4 質の高い教育を」、「目標6 安全な水とトイレを世界中に」のほか、いろいろな目標が回答として挙がりました。山形職員の答え合わせは「全部正解」。プランのプロジェクトは1つの目標の達成を目指しているのではなく、複数の目標に貢献していることが、イベントを通してご紹介できました。
大盛りの給食を食べる子どもたち
今回のラウンジでは、チャットや音声で感想を伝えてくださったお子さんや、プラン・スポンサーシップで交流するチャイルドの写真を手にご参加くださった方もいらっしゃいました。たくさんのコメントや感想をお寄せいただき、とても楽しいラウンジとなりました!ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
プランでは当面、感染症予防のため多くの方に集まっていただいての説明会の開催は控え、オンライン上での開催を予定しています。次回の開催は9月です。多くの皆さまのご参加をお待ちしています。
次回の予定
2021年9月18日(土) | 14:00~15:00 |
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