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【開催報告】「ガールズ・リーダーシップ 私たちの声を届けよう」~国際ガールズ・デー2023~(10/10)
イベント
(更新)
国際ガールズ・デーにあわせ、世界の女の子の現状を報告した世界ガールズ・レポートを毎年発行しています。2023年のテーマは、「アクティビスト(活動家)として活動する女の子たち」。
国際ガールズ・デー前日の10月10日、参議院議員会館で、各政党で活躍する女性の議員とともに、女の子のリーダーシップを考えるイベントを開催しました。
10月10日、参議院議員会館で、各政党で活躍する女性の議員とともに、女の子のリーダーシップを考えるイベントを開催しました。当日は高校生、大学生・大学院生を中心に約30名が参加。辻元清美参議院議員(立憲民主党)による冒頭挨拶の後、女の子のリーダーシップと政治参加、性暴力や性教育について、超党派の国会議員や地方議員と意見を交わしました。
(写真左から)石井苗子参議院議員(日本維新の会)、伊藤孝恵参議院議員(国民民主党)、木村さちこ台東区議会議員(日本維新の会)
日本の女の子のアクティビストたち
マイクを持って話す茶山さん(中央)。
写真右は小野田みか元板橋区議会議員(自由民主党)
プランが2023年の国際ガールズ・デーに発表した「世界ガールズ・レポート2023 」では、女の子のアクティビスト(活動家)の取り組みと彼女たちが直面する課題を取り上げました。国別レポートの日本版では、日本のアクティビストたちもジェンダー平等、性と生殖に関する健康と権利(SRHR)の促進やグローバルヘルスの推進など、さまざまな分野で活躍している姿も紹介しています。
今回のイベントでは、避妊をめぐる日本の状況を変えるべくアクションを起こし続けてきた「#なんでないのプロジェクト」の代表であり、女性の政治家を増やすための「FIFTYS PROJECT」の副代表を務める福田和子さん、グローバルヘルスの推進を行う「Health for all .jp」団体を設立した大学4年の茶山美鈴さん、性被害当事者が生きやすい社会の実現を目指す 当事者団体である「一般社団法人Spring」共同代表の早乙女祥子さん、そしてプラン・ユースグループから逸見さんが、ユースグループの取り組みを紹介しました。
性教育・性暴力を考える
アクティビストたちからの発表後、議員や参加者を交えた意見交換が行われました。納田さおり西東京市議会議員からの性教育がなぜ日本で進まないのかという問いかけを皮切りに、性暴力に対する法制度について、議員がアクティビストに質問するなど、活発な意見が出されました。参加した高校生からは「学校の先生が興味を示さない」といった教員の関心の低さ、また酒井なつみ江東区議会議員(立憲民主党)からはご自身の闘病経験を踏まえ、患者の声を反映させた政策づくりの重要性が指摘されました。
納田さおり西東京市議会議員(右から2人目)
酒井なつみ江東区議会議員(写真左)
政治家になるということ
議論では、女性議員の数の少なさと、各政党がどのように女性議員を増やそうとするのか、その取り組みについても意見が交わされました。小野田みか元板橋区議会(自由民主党)は、所属政党での女性議員の少なさが自身の政治活動に与えた影響について、率直に話してくださいました。政治家として活動を続けることの難しさと、女性議員が増えることで、ジェンダーに配慮した政策や政党運営ができること、またそのためにも若いユースが政治に関心を持ち、行動する重要さ、将来政治家も活動の選択肢とする重要性なども指摘されました。
イベントに参加した女性たちや議員からは、「参加してよかった」「また開催してほしい」などのご感想が寄せられました。プランは今後も、女の子が声をあげ、行動を起こすきっかけになる場を作っていきます。
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