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プランの活動で人生を変えた女の子~エジプト~
女の子だから
(更新)
プランとのかかわりは10歳から
エジプト出身のアル・シャイマは、大学で獣医学を専攻している21歳です。10歳の時にプラン・インターナショナルのプロジェクトに参加し、のちにエジプトのユース・アドバイザリー・パネル(以下YAP)(※)に参加しました。彼女は、自分の暮らすコミュニティの道路清掃をすすめるキャンペーンや、ソーシャルメディアや地域の課題の解決について話し合う会議に参加するなど、積極的にプランと活動してきました。
アル・シャイマさん
「私はプランの活動に参加するまでは、女性性器切除(以下FGM)は社会では受け入れられているものと思い込んでいて、あまり疑問をもたずにいました。活動に参加するようになって、違う角度から物事を考えられるようになりました。今では、FGM について正確に理解し、女性にとっていかに危険かが分かったので、これに反対しています」。アルは早すぎる結婚についても反対し、自分たちで行動を起こさなくてはいけないと考えています。
YAPの活動で広がった世界
プランの活動に参加してきたアルに最も影響を与えたのは、2014年10月にジンバブエで行われた女性の権利に関する会議に参加した経験です。「ジンバブエをはじめ、ウガンダ、ザンビア、ルワンダ、ケニア、マラウイのユースたちと情報交換し、とても刺激を受けました」。2017年3月には、エルサルバドルで開かれたグローバルのYAP会議にエジプトの代表として参加し、子どもたちや若者の権利について声をあげ平等な世界を目指す情熱をもった仲間たちと出会えたことで、さらに自信をつけました。
ワークショップで友人と
内気だった性格も社交的になり、計画的に行動し建設的に学ぶようになりしました。私がプランの国外の会議などに参加することに、「若い女の子が出かけるなんて」と最初は反対していた家族も、実際の活動の様子を伝えると、自由に参加させてもらえるようになりました。
「多くの人に子どもの権利やジェンダー平等について知らせるためにコミュニティのメンバーを集めることは重要だと思います。 誰かが動いてくれるのを待つのではなく、自分たち自身のために行動を加速する必要があります」
地域で一生懸命活動を行ってきたことで、地域の議会からも参加要請がかかるようになりました。アルは大学を卒業して、自分の専門分野で働きたいという夢があります。その実現のため、勉強を続けて、留学を通じて技術を磨きたいと思っています。そして、自分に続きエジプトの若者がYAPに参加するようになり、グローバルに活動できるよう願っています。
エジプトのYAPメンバー
プランは、子どもやユースがもつ可能性を最大限に発揮でき、誰も取り残されることのない世界を目指して活動しています。
※ユース・アドバイザリー・パネル(YAP)とは
プラン・インターナショナルが2013年に設立した、プランの方針や事業計画の意思決定に関わり、役員や職員にユース視点からアドバイスをするグループ。プランの最高意思決定機関に若者たちの代表が出席しています。ユースたちは、それぞれの国で若者たちの声をまとめ、自分たちの住む地域や国へ発信するほか、他国のユースとも連携をすすめ活動に取り組んでいます。
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