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ひとりぼっちになった難民の女の子が踏み出した一歩~ニジェール~
世界の各地から
(更新)
毎年6月20日は「世界難民の日」。紛争や災害などにより避難を強いられ、難民・国内避難民となっている人々の数は、世界中で1億人以上にのぼります
※。両親と生き別れた難民の女の子のストーリーを動画とともにご紹介します。
天涯孤独となった女の子に差し伸べられた手
カカさん(仮名)
2015年、ニジェール南東部で武装組織ボコ・ハラムによる絶え間ない攻撃と自爆テロが発生。紛争の激化により数十万人以上が住む家を追われ、国内外へ逃れました。
当時8歳だったカカさん(仮名、16歳。以下同じ)は、武装勢力に村が襲われ、両親と離ればなれに。一時は隣国のチャドに逃れましたが、その後、両親を探すためにニジェールに戻りました。頼る人もおらず、誰からも見捨てられたと感じていたカカさん。レイプや暴力の被害に遭う危険と常に隣り合わせのなか、天涯孤独の彼女に手を差し伸べたのが、ファティメさんでした。
保護者としてカカさんを見守るファティメさん
カカさんの境遇を知ったファティメさんは、地元の新聞やラジオに広告を出し、両親を探す手助けをしましたが、残念ながら見つかりませんでした。「だから私は彼女を引き取ることにしたのです。神様は決して悪いようにはしないと信じています」と涙ながらに語ります。
周囲の支えで踏み出した自立への一歩
仕立ての仕事で生計を立てられるように
プラン・インターナショナルは、紛争下の子どもや若者たちへの支援にも取り組んでいます。カカさんも、ジェンダーに基づく暴力防止の研修に参加したほか、プランが提供している職業訓練を受け、仕立ての技術を身につけました。今では収入を得て貯金もできるようになり、自立を目指しています。「希望と尊厳を取り戻すことができた」と語るカカさん。周囲の人々に支えられ、新たな人生への一歩を踏み出した彼女の姿を動画でご覧ください。
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