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【経過報告】「学校でのジェンダー平等促進」プロジェクト~ラオス~
ガールズ・プロジェクト
ラオス
(更新)
ガールズ・プロジェクト2019年度活動報告
背景
ラオスの北部ボケオ県パウドン郡は、住民の80%が少数民族で、国内でもっとも貧困率が高い地域のひとつです。男の子を優遇する風潮が根強く残っているこの地域では、女の子の教育は軽視されがちで、女の子の進学率は低く、早すぎる結婚や妊娠による中途退学も見られます。学校の施設も不十分で、学生寮が不足しています。
このプロジェクトでは、外務省(NGO連携無償資金協力)の協力のもと、日本人職員が駐在し、ジェンダー平等を促進しています。現在までの活動の進捗をご報告します。
活動のハイライト
活動内容
3年プロジェクトの3年目である今期は、生徒が主体となり、学校とコミュニティでジェンダー平等を促進する子どもクラブの活動に重点的に取り組みました。対象校11校で182人(うち女の子91人)の子どもクラブリーダーを対象に、ジェンダー平等、演劇、リーダーシップなどのトレーニングを行い、知識とスキルを得るためのサポートをしました。子どもクラブリーダーたちは、特に女の子の学校中退、親のアルコール・薬物依存、暴力について啓発するため、1年間で合計20回以上のイベントを実施し、寸劇などを通して生徒や保護者に働きかけを行いました。
おもな活動の成果
地域 | ボケオ県パウドン郡 |
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期間 | 3年(2016年12月~2019年11月) |
2019年度 おもな支援内容と対象 |
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関連リンク
現地の声
オンタソンさん、高校2年生、子どもクラブリーダー
「プロジェクトが始まってから、男子生徒が女子生徒を前より尊重するようになったと思います。以前は外見のことで男子からからかわれたときは叩いたりして暴力で返していましたが、今はなぜそれがいけないのか、相手に言葉で説明できるようになりました」