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【完了報告】一口100万円プロジェクト「乳幼児の栄養と教育改善プロジェクト」~カンボジア~
カンボジア
(更新)
2020年7月に募集した一口100万円プロジェクト、カンボジアにおける「乳幼児の栄養と教育改善プロジェクト」が完了しました。ご支援をくださった皆さまに、心よりお礼申し上げますとともに、プロジェクトの成果を写真や現地からの声とともにご報告します。
背景
カンボジアは5歳未満の子どもの栄養不良の割合が高いことが、課題の一つとなっています。シェムリアップでは、多くの乳児が体重2500グラム未満で産まれており、妊婦の栄養不良が原因の一つとして考えられています。また、就学前教育の施設がないことや保護者の理解不足から、子どもたちはこの年齢に必要な学習や遊びができません。
活動のハイライト
活動内容
就学前の子どもと妊産婦の栄養改善のため、栄養不良児の特定や医療機関への紹介のほか、妊産婦への調理実習を行いました。また、保護者や父親グループは、母乳育児の重要性や、栄養、子どもの発達と保護、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防法などを学びました。さらに、教師たちは子どもの指導法に関するトレーニングに参加し、質の高い教育を実践するスキルを身につけました。就学前教育施設の学習環境が改善され、保護者たちが就学前の子どもたちの栄養と教育を支えていく体制が整いました。
主な活動と成果
地域 | シェムリアップ |
---|---|
期間 | 2020年11月~2022年3月
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主な支援内容と対象 |
対象: 活動内容: <栄養改善>
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支援者の声
- 子どもたちの栄養改善と就学前教育施設の建設が実現し、成果を感じます。結果報告だけでなく、途中経過の報告もありわかりやすかったです。(Y・Oさん 東京都)
- 少しでも役に立てたのであればうれしいです。記念プレートに両親の名前を記載できたので良い供養になりました。プロジェクト遂行いただきありがとうございました。(C・Kさん、東京都)
2022年10月から、ネパールで新たな「一口100万円プロジェクト」の募集を予定しています。
10月以降、こちらのページでご案内を開始します。
現地の声
サカナさん、5歳/幼稚園児
「新しい教室ができてすごくうれしいです。前のところよりとってもきれいで、私の家からも近いので毎日幼稚園に行っています。お絵かきや歌、クメール語の文字や数字を書いたり、友だちと遊んだりしています。先生のことも大好きです。どうもありがとうございます」
ロッタナさん、4歳/幼稚園児
「僕は新しい教室を気に入っています。本やぬりえ、おもちゃがたくさんあって、外でも遊べるきれいな幼稚園だからです。毎日幼稚園に行くのが楽しみです。字を書いたり、お絵かきや歌を歌ったりして、友だちと遊んでいます。大きくなったらエンジニアになりたいです」
M.スノーさん、20歳/幼稚園教師
「幼稚園の教師として働いて2年になります。これまでは間借りの場所で子どもたちに教えていたため、座って過ごすのに十分な広さがなく、室内に飾りつけをすることもできませんでした。幼稚園の施設が整っていなかったため、保護者たちが子どもを通わせたがらず、幼稚園に通う児童が少ない状況でした。 日本のご支援者の方からのご寄付で幼稚園の建物、トイレが建設され、給水設備が整い幼稚園で水を使えるようになりました。幼稚園はとてもきれいで広々としていて、備品や教材、遊具もあります。室内を飾ることもでき、子どもたちに教えやすくなりました。建設期間中は、保護者たちが整地やフェンスの設置に協力しました。新型コロナウイルス感染症の状況が落ち着いたら、子どもたちを毎日幼稚園に通わせたいと話しています。
教材や遊具を大切に扱いながら、幼稚園施設を適切に維持管理していきます。教師としてコミュニティの子どもたちの学習を長期的に支えていけるよう、最善を尽くしていきたいと考えております」