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「日本のユース女性の生理をめぐる意識調査結果」レポート発表

アドボカシー

更新)

プラン・インターナショナルは、日本の若年層の女性2000人を対象に、生理と生理に関係する日常生活についての調査を行い、その結果を公開しました(調査実施の背景はこちらをご覧ください)。

アンケート調査で明らかになったこと

10人に3人が生理用品を購入できない/購入をためらった経験がある

10人に3人が「収入が少ない」「生理用品が高額」「親が買ってくれない」などの理由で、生理用品を購入できない、購入をためらった事実が明らかになりました。一部には「自分で買うのが恥ずかしい」「親/保護者に買ってほしいと頼むのが恥ずかしい」といった、「恥ずかしさ」を理由に生理用品の入手をためらう意識があることも見てとれます(表1)。

表1. 生理用品の購入・入手をためらったことがあるか

  • (注: 複数回答のため総数は回答者数とは一致していない。以下表同じ)

10人に3人が生理で学校・部活・職場を遅刻・欠席・早退した経験がある

「遅刻・欠席・早退した経験がある(26.4%)」、「頻繁に遅刻・欠席・早退している(3.7%)」、「生理のたびに毎回遅刻・欠席・早退している (2.7%)」という回答から、10人に3人が生理を理由に学校や部活動、職場に遅刻したり、欠席や早退をした経験があることが分かりました(表2)。

表2. 生理が理由で学校や職場を休んだ経験

生理に対するつらさ・嫌悪感など否定的な意識が強い

生理について感じることを尋ねた質問には、2人に1人が「生理痛がつらい(48.7%)」と回答。また、10人に3人が「生理になりたくない・生理を止めたい(30.1%)」と考えてと考えており、「恥ずかしい/嫌だ」218 人(10.9%)、「腹が立つ」363 人(18.2%)など、生理に対して嫌悪感や否定的な意識を持つ若年層の女性が一定数いることが分かりました(表3)。

表3. 生理について感じること

また、生理に関して嫌な思いをしたことがあるかという問いに対しては、「生理の出血が服についたりシミになったりした」をあげた人が半数近くいる一方、「学校や職場で生理であることを伝えなければいけなかった(22.6%)」「学校や職場で、生理であることを意に反して公表された/させられた(4.2%)」など、生理に対するスティグマを想起させる否定的な回答がみられました(表4)。

  • ※スティグマ:他者や社会集団によって「一般と異なる」として個人に押し付けられた差別や偏見の対象として使われる属性やその属性に付随するネガティブなイメージ。

表4. 生理に関して嫌な思いをしたことがあるか

生理を「恥ずかしいもの」ではなく「当たり前の日常」に

調査結果からは、経済的理由で生理用品を入手できないという、いわゆる「生理の貧困」の側面だけでなく、生理をスティグマ(恥ずかしいもの)とみなす意識が、若い女性の間で根強いことが分かりました。こうした意識や生理にまつわる困難な経験が、ときに女性たちを学業や仕事、社会活動への参加から遠ざけ、結果的に「機会の損失」を生んでいる状況も見えてきました。

女性が社会で自由に活躍するためには、生理に関する固定観念を変えることが重要です。そのためには、社会全体でこの問題に取り組む必要があります。今回のレポートを、今後国内外での情報発信や提言活動にいかしてまいります。

レポートの全文はこちらからご覧ください。

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