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【夏募金2020】コロナ禍でも女の子に教育を~歩みを止めない。後退させない~
お知らせ
(更新)
夏募金は終了しました。ご支援いただきありがとうございました。
世界中に影響を与えている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行。プラン・インターナショナルの活動国も例外ではなく、感染症への対策が脆弱な地域では、特に影響が懸念されています。
プランは現在、組織をあげて感染拡大予防に取り組んでいますが、同時に女の子や女性への影響を危惧しています。なぜなら過去のレポートから、危機的状況の後に「教育や仕事に戻れない」「ジェンダーに基づく暴力に苦しむ」女の子が多くいることが明らかになっているからです。
これまでさまざまな国や機関、NGOがともに取り組み改善してきた環境を後退させるわけにはいきません。女の子たちの長期的な支援を視野に入れた活動に、ご協力をお願いします。
*上記は例です。いただいたご寄付は、他の取り組みや管理費にも充てさせていただきます
感染症の影響を大きく受ける女の子たち
「お金があれば勉強を続けたいけれど、ないなら結婚しなければなりません」
「学校に戻る金銭的余裕がありません。これは私の人生の最大の中断です」
――貧困で家族が子どもを養う余裕がなくなったとき、最も危険にさらされるのは思春期の女の子です。
特に感染症流行では、女の子や女性が受ける影響がより大きいとされています。「女の子だから」という理由で学校をやめさせられ、水汲み労働や患者のケアなど女の子と女性への負担が増えるほか、生活状況の激変により、やむなく早すぎる結婚をしたり、早すぎる妊娠で母親となったりするケースもあります。
プランの支援~歩みを止めない、後退させないために~
長年の取り組みにより、学校を辞めてしまう女の子の数は、18年前に比べて7400万人も減りました。男の子も含めると、1億人以上の子どもたちが教育を継続できるようになっています※。新型コロナウイルスの脅威により、これまで積み上げたこうした成果を後戻りさせるわけにはいきません。
- ※出典:UNESCO Fact Sheet No.56 September 2019, Global number of out-of-school children, adolescents and youth, 2000-2018
プランは現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による学校閉鎖が解除されたあとにすべての子どもが学校へ戻れるように、「学校へ戻ろう」キャンペーンを展開し、関係機関や地域社会への啓発と影響力のある意思決定の地位にある人へ働きかけています。また、教材の提供をはじめ、可能であれば、地域の物産を利用した学校給食の提供により、経済的に厳しい家庭で暮らす子どもたちの復学、出席率を上げる取り組みを行っています。
プランは男女の区別なく、誰もが教育の機会を得られるよう、引き続き地域の人々が必要としている支援を届けていきます。
新型コロナウイルス対策緊急支援
世界中で感染が確認されている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。プランが活動している国々でも、感染が広がっています。安全な水の供給や医療設備が十分ではない地域では、感染症への対策が脆弱であるため、対応が急務となっています。また、感染の拡大は、最も困難な状況にある人々、なかでも女の子と女性の安全を脅かし、差別や不平等を助長する恐れがあります。プラン・インターナショナルは、特に女の子への支援を最優先に、感染予防対策を行っています。
活動状況などは、下記ページよりご覧ください。
オリジナルバーチャル背景 プレゼントキャンペーン
夏募金の受付期間中(2020年7月31日~9月30日)、ご寄付いただいた方にはプランオリジナルのバーチャル背景をプレゼントします。
お申し込み完了画面よりダウンロードいただけますので、ぜひご利用いただき途上国の子どもたちに心をお寄せください。
あなたの寄付で、誰かの人生に可能性が生まれる。
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世界の子どもたちの今を発信中
現地の声
レバノンのラガドさん(12歳)
「私は6年生です。母に『お金を稼ぐために来年学校をやめなさい』と言われています。オレンジとバナナを収穫する仕事をするようです。本当につらいです。なぜ学校を辞めなければならないのですか?」
モザンビークのアンジェリーナさん(17歳)
「高校の最終学年に在籍し、来年は医学部への進学を希望していますが、非常事態宣言で学校が閉鎖になり、家族と一緒に一日中家にいるのが恐ろしいです。結婚を急がされるからです。結婚の話題を避けようとしますが、家族は別の切り口で結婚を促し、プレッシャーをかけてきます」