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女の子が安心して学校に通い続けられる環境づくり~ジンバブエ~

ジンバブエ

教育

更新)

プロジェクトを実施するジンバブエ中部にあるミッドランズ州クエクエ郡の女の子たちは、学校に通うために平均で往復20キロの道のりを歩かなければなりません。「女の子が安心して学ぶ寄宿舎建設プロジェクト」では、女の子専用の寄宿舎の必要性について地域住民や地元行政の理解と協力を取りつけながら、女の子が学校に通い続けるための環境づくりを進めています。現在、プロジェクトへの寄付を受け付けています。

学校が遠すぎる場合、貧しい親たちは学校に近い場所に粗末な家を借りて、女の子たちを住まわせています。しかし、こうした非公式の寄宿舎は、学校が運営に関与しておらず、教育省の管轄指導の対象にもなっていません。不衛生な環境が放置され、安全への配慮が欠けるなど、特に年長の女の子にとって安全な場所と言えず、中途退学をしたり、妊娠してしまう女の子も多く見られます。

女の子の寄宿舎の重要性について地域住民2194人へ啓発活動

開始当初には、州教育省をはじめ地方自治体の担当者にプロジェクトの重要性について理解を求めました。コミュニティリーダーたちにも説明を行ない、早すぎる結婚の予防に有効であるとの理解を得ることができました。また地域の人々や子どもたちを対象とした説明会では、参加者から、通学のために危険な環境を強いられている女の子たちの現状を改善できるのではないかとの期待の声が聞かれました。説明会に参加した人数は女の子719人、男の子544人、女性566人、男性365人の合計2194人に上りました。また、地域の人々は、寄宿舎建設において、地元で入手可能な資材(砂利、水)や、建設のための労働力を提供することに賛同しました。

写真:女の子が安心できる寄宿舎について啓発する子どもたち

女の子が安心できる寄宿舎について啓発する子どもたち

写真:地域での啓発活動の様子

地域での啓発活動の様子

教育省地方行政のプロジェクトへの協力と期待

教育省は、プロジェクトの対象校4校に対して、正式に寄宿舎の建設許可を与えました。また、地方自治体の担当官が寄宿舎の設計図を作成するとともに、実際の建設予定地を選定しました。教育省は、本プロジェクトを「遠距離通学を減らす革新的な試み」のモデルケースとして評価しており、今後他の地域への拡大を計画しており、プロジェクトの成功に大きな期待を寄せています。

プロジェクト関係者によるミーティングを開催

写真:女子生徒の現状について聞く説明会の参加者たち

女子生徒の現状について聞く説明会の参加者たち

教師、地域の長老、議会関係者などをメンバーとする「学校開発委員会」や学校に通う女子生徒など、プロジェクトの関係者を集めてミーティングを開きました。参加した女子生徒の一人、リジーさんからは、現在、学校に通うためにやむを得ず、学校や行政が関与していない非公式な寄宿舎に滞在しており、不衛生で安全が必ずしも確保されていない場所を転々としていて勉強に集中できないこと、酒場に近くて電気や水道もないなどといった現状についての説明がありました。対象校の校長は、プロジェクトによって、女子生徒たちが置かれている状況を改善し、彼女らが勉強にもっと集中することができるようになると期待を述べました。

女子生徒たち、地域の人々や学校関係者はプロジェクトへの期待を新たに、寄宿舎建設に向けて準備を進めています。

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