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【第2報】避難所で物資を支給「子どもひろば」を設置~九州北部豪雨緊急支援~
緊急支援
(更新)
寄付の募集を締め切りました。ご支援いただきありがとうございました。
詳細の報告は11月頃にウェブサイトで行う予定です。
2017年7月5日以降発生した、九州北部の記録的な豪雨により今も被害が拡大しています。多くの方々が、自宅に帰れず避難所での生活を余儀なくされています。
プラン・インターナショナルは、臨床心理士有志の呼びかけによる支援グループ「Project九州」と連携をして、最も被害が大きかった地域のひとつ、福岡県朝倉市を中心に生活物資の支給と「子どもひろば」※の設置を始めました。
- ※「子どもひろば」
災害・緊急時に、子どもの保護と心のケアのために設置・運営されます。子どもたちが一日もはやく日常を取り戻せるよう、遊びや学習を取り入れることで、子どもたちが抱えるストレスを軽減させ、自尊心を育み、自分を守れるようになることも視野に入れて活動します。また、保護者も含めた子どもの保護への理解を深める場としても重要です(詳しくはこちら)
不足していた生活物資を避難所2カ所に届けました
福岡県朝倉市にある避難所2カ所(朝倉地域生涯学習センターと杷木地域生涯学習センター)には、あわせて約200人が避難しています。プランの職員2名は避難所を訪れ、ともに活動しているProject九州のスタッフとともにニーズを聞き取りました。
「川が決壊し、膝まで埋まるような大量の土砂が自宅の県営団地まで流れ込んできました。すぐに県から避難指示が出されましたが、いつ帰れるのかわからない」と避難生活を送る女性が当時の状況を話してくれました。
ニーズが高かったのは、下着類、歯磨き、スリッパなどの衛生用品です。各避難所の必要数を確認したうえで、すみやかに届けました。
必要な衛生用品を調達するプランの番場職員
避難所に提供した衛生用品
ゲームや本で遊べる「子どもひろば」を設置しました
避難所3カ所(朝倉地域生涯学習センター、杷木地域生涯学習センター、杷木中学校)で、子どもの遊び場をつくりました。避難生活を送っている方の多くは、日中、土砂の撤去を含めた自宅の復旧作業に忙しいので、その間、子どもたちが避難所の「子どもひろば」で遊べることは、大人たちにとっても安心です。
ブロック玩具、パズル、立体パズル、絵本、クレヨンとノートなどを準備すると、さっそく子どもたちがやってきて遊び始めました。図書館の方が、子ども用の図書を用意してくれました。
子どもたちを見守る「Project九州」のスタッフ
さっそく遊び始めた子どもたち
今後も、避難されている方々の声を細やかに聞き取り、行政、避難所を運営している方々、他の支援団体と調整と情報交換を重ねながら、活動をすすめていきます。
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