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【開催報告】プラン・ラウンジ2月「女性性器切除(FGM)から女の子を守るために」~エチオピア・スーダン~

イベント

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2022年2月19日、プラン・ラウンジ2月「『女性性器切除(FGM)から女の子を守るために』~エチオピア・スーダン~」をオンラインで開催しました。当日は約100名の方々がご参加くださいました。

「女性性器切除(FGM)」の根絶にむけた活動を詳しく紹介

女性性器切除(Female Genital Mutilation、以下FGM)とは、アフリカを中心に約2000年前から行われている慣習で、女性の外部生殖器の部分的または全体的な切除をするものです。FGMが法律で禁止されている国々でも、依然として慣習が優先されている現状があります。
プランはエチオピアとスーダンで「女性性器切除から女の子を守る」プロジェクトを実施しています。今回のラウンジには、プロジェクトを担当するプログラム部の水上職員と冨田職員が登壇。FGMの定義や、2カ国での現状と課題などを紹介するとともに、プランの取り組みを詳しく説明しました。

写真:プロジェクトを担当する職員による報告

プロジェクトを担当する職員による報告

女の子の人生に重大なリスクを及ぼすFGM

水上職員は、アフリカ、中東、アジアの国々の約2億人がFGMを受け、約90カ国で毎年410万人の女の子がFGMのリスクにさらされていると説明。FGMの施術方法は、世界保健機関(以下、WHO)の定義によると4つのタイプに分類され、施術を受けた女の子は、施術時のみならず、思春期、結婚後、出産後と人生の重要なステージで命にもかかわるリスクに直面すると解説しました。

写真:FGMを経験した女の子のストーリーも紹介

FGMを経験した女の子のストーリーも紹介

社会のジェンダー規範を変えていくアプローチ

FGMが今なお残る背景には、「結婚のための社会的慣習/通過儀礼」「処女性・貞操を尊ぶ価値観」「貧困」「宗教に関する誤解」「教育不足からFGMの弊害を知らない」「人権理解・法律施行の不足」など複数の要因があげられます。水上職員は、プランはこれらの理由を踏まえつつ、社会のジェンダー規範を変えることでFGM根絶を目指すアプローチを取っていると説明しました。

写真:FGM根絶にむけたプランのアプローチ

FGM根絶にむけたプランのアプローチ

変化を促す3つの代表的な取り組み

FGMの根絶には、さまざまな立場の人々がこの問題を自分事として捉え、同じ目標にむかって活動していくことが大切です。冨田職員は、プランがエチオピアとスーダンで実施している3つの代表的な取り組みを以下の通り紹介しました。

  • 女の子と女性の能力強化とケア

    プランは活動地域に「女の子クラブ」を設立。座学だけではなく、参加型のトレーニングや話し合いを通じて、同世代の仲間と楽しみながら、女の子の権利やFGMの弊害、対話技術などの知識やスキルを身につけられるよう支援しています。女の子たちを、FGMを受けさせられる被害者として捉えるのではなく、FGM根絶を積極的に推進する「地域の変革者」として力づける取り組みです。参加した女の子たちは、周りの女の子や保護者、地域の人々にFGMの弊害について意識啓発を行う役割を果たしています。

    写真:対話の方法を学ぶ「女の子クラブ」のメンバー(スーダン)

    対話の方法を学ぶ「女の子クラブ」のメンバー(スーダン)

  • 家族やコミュニティへの働きかけ

    FGMの根絶に強い意志をもつ住民のなかからファシリテーターを選び、トレーニングを実施。同じ地域出身のファシリテーターが、住民たちに啓発セッションを実施することで、住民自身がFGMの問題を認識し、やめる決断につながるよう促しています。また、幅広い世代の男の子・男性を対象に、FGMの弊害を学ぶ対話セッションも実施しました。

    写真:ファシリテーターによる啓発セッション(エチオピア)

    ファシリテーターによる啓発セッション(エチオピア)

  • 行政や宗教指導者など影響力のある人々への働きかけ

    イスラム教の指導者、伝統施術師、助産師を対象に、女の子の権利やFGMを禁止する法律に関するトレーニングを実施しました。FGMについて発信する際には、これまで施術を行ってきた伝統施術師や助産師が非難されないような配慮も行いました。トレーニングを通じ、FGMの弊害や違法性を学んだイスラム教の指導者たちは、今後はともに根絶を訴えていくことを合意しました。また、子どもの保護・福祉を担当する行政官や法律の執行にかかわる警察官、検察官、裁判官を対象に、法的措置を強化するためのトレーニングも実施しました。

    写真:FGMの弊害を話し合うイスラム教指導者たち(スーダン)

    FGMの弊害を話し合うイスラム教指導者たち(スーダン)

質疑応答の時間には、参加者の皆さまから多くのご質問が寄せられ、この問題への関心の高さがうかがえました。

参加者の声

  • FGMがどういうものか、経緯と現状、廃止への取り組みなど、知りたいことを具体的にわかりやすく説明していただき理解が深まりました。FGM経験者の女性たちがリードして活動していることは大変頼もしいと感じました。FGMの根絶を願い、自分ができることをしていきたいと思います。
  • プランが実践している戦略・手法や現地の現状を知ることができ、大変勉強になりました。FGMに反対している人の割合は高いのに、なかなか根絶には至らないという点が印象的でした。個人的にはFGMに反対していることを口にすることができずにいたイスラム教の指導者が、他の指導者と話して自信がつき、根絶にむけ活動したいと考えるようになったとの話に目頭が熱くなりました。一人ひとりの勇気が、徐々に大きな変化を生み出していくのですね。本日はありがとうございました。
  • 同じ女性としてガールズ・プロジェクトに共感し継続支援をしております。支援をするきっかけとなったのは、知人がSNSで共有していたFGMの記事を読んだからです。支援を始めてはみたものの、「なぜFGMを行うのか?」「昔ながらの慣習とは言え、何のために?」という部分の謎は解けていないままでした。今回このラウンジでは、私がずっと謎に思っていた部分の答えがわかり、さらに詳しい詳細と、現地の方々の意見やプランの活動そして具体的な成果を知ることができてとても良かったです。
  
 

次回3月は、プラン・ラウンジに代わって、国際女性デー2022のオンラインイベントを開催いたします。多くのご参加をお待ちしております。

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