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[特集]女性性器切除(FGM)を知っていますか

死に至ることもある有害な慣習、女性性器切除(FGM)。
プラン・インターナショナルは、FGMの根絶を目指して活動を続けています。

死に至ることもある有害な慣習、女性性器切除(FGM)。
プラン・インターナショナルは、FGMの根絶を目指して活動を続けています。

女性性器切除(FGM)とは

女性性器切除(Female Genital Mutilation、以下FGM)は、アフリカを中心に約2000年前から行われている慣習で、女性の外部生殖器の部分的または全体的な切除をするものです。現地では大人の女性になるための通過儀礼とされ、結婚の条件にもなっている地域もあります。

しかし医学的な根拠はまったくなく、施術を受けた女の子は一生健康被害に苦しむことになります。

写真:女性性器切除(FGM)とは

短期的な影響

  • 激しい痛みや高熱に苦しむ
  • ときには出血多量により死に至る

長期的な影響

  • 生理不順、性行為の際の激痛
  • うつやPTSDといった精神的疾患

FGMを受けた女の子は、人生を健康で幸せに過ごす権利を幼いときに奪われ、
侵害され続けることになります。

FGMをなくすために 各国での活動

プランは、有害な慣習であるFGMの根絶に向けて、各国で活動しています。

「女の子クラブ」が親や地域の意識啓発を促す

家や地域の「名誉を守る」という名目で長年FGMが容認されてきたスーダン。若者たちの力で、地域の未来を変えていく活動が行われています。

写真:アランツァさん16歳(写真左)

法規定以外に必要な「教育」

FGM施術が「成人の儀式」にあたるとされていた地域で、プランは地域の人々とともに代替儀式を行っています。協力関係を築き、地域の人々自身が変化の主体となる後押しをしています。

写真:法規定以外に必要な「教育」

法で規制されても、水面下で広く続けられるFGM

スーダンでは2020年4月、FGM犯罪とする刑法の改正が行われました。しかし、根深い迷信と誤解により、FGMを必要なことだと考えている人がまだ多くいます。

写真:法で規制されても、水面下で広く続けられるFGM

「地域での話し合いプロジェクト」の立ち上げ

FGMのような、伝統的な慣習について意見することすらタブーとなっている地域においては、人々が話し合う場をつくることが挑戦の第一歩です。

写真:「地域での話し合いプロジェクト」の立ち上げ

「私はFGMをなくす使者」

村の長老たちを対象としたプロジェクトでは、伝統的に強い指導力を持つ長老議会の男性たちがFGMをなくそうと立ち上がりました。アフリカ社会において革新的な意味を持ちます。

写真:「私はFGMをなくす使者」

動画での紹介記事

地域の人々がFGM根絶に向けた活動に取り組んでいる様子を、動画でご覧いただくことができます。

「有害なことだと知り、目が覚めました」

中央アフリカ共和国では、法律で禁止されてもFGMが行われています。「娘の名誉を守るために」と施術を受けさせる大人たちに、 FGMがもたらす影響を伝える啓発活動を行っています。

写真:【動画】女性性器切除(FGM)の根絶~中央アフリカ共和国~

元施術者たちによるFGM撲滅宣言

FGMが続いてきた背景には、施術者の存在があります。有害性を知った施術者たちが施術ナイフを手放し、FGMをなくすことを公に宣言する集会が開かれました。

写真:元施術者たちによるFGM撲滅宣言

9歳でFGMを受け、合併症に

漠然と「清めて」もらうことを楽しみにしていたというサフィアさんは、 9歳のときに施術を受け心身に傷を負いました。正しい知識を得て、今ではFGMを撲滅するための活動に取り組んでいます。

写真:【動画】体験者が語る女性性器切除~ノルウェー~

大人たちを動かした4歳の女の子の死

ギニアでは、4歳の女の子がFGMによって命を落とした事件をきっかけに、多くの村々で問題への取り組みが広がっています。FGMをなくそうと力を尽くす人々の姿をご覧ください。

写真:【動画】女性性器切除が奪うもの<大人たちを動かした4歳の女の子の死>~ギニア~

2月6日は「国際女性性器切除(FGM)根絶の国際デー」

2月6日は、国連が制定した「国際女性性器切除(FGM)根絶の国際デー」 です。プランは毎年この日に合わせ、さまざまな情報発信を行っています。

FGMを廃止すべき理由

施術を強制された女の子や、生活のために施術者になった女の子。プランは当事者たちの立場に寄り添い、ともにFGM撲滅への活動をすすめています。

写真:2/6は国際女性性器切除(FGM)根絶の日~シエラレオネ、ケニア~

2億人の女の子と女性がFGMを経験

世界30カ国で2億人の女性が受けていると言われるFGM。背景にはジェンダー不平等があります。妻となる資格を得るためにFGMを受けるべきという考え方には、男性への女性の従属性が見え隠れします。

写真:2/6は国際女性性器切除(FGM)根絶の日

FGMは国際社会が認める人権侵害

FGMは、国際的に女の子と女性の人権侵害として認識されています。各国の法令などでも禁止されていますが、伝統的な慣習法が優先されている現状があります。

写真:2月6日は女性性器切除(FGM)根絶の日~エチオピア~

感染症の影響でFGM増加の懸念

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックは、子どもたち、特に女の子たちに大きな影響を与えました。FGMの増加も懸念されています。

学校閉鎖中に狙われる女の子たち

新型コロナウイルス(COVID-19)による学校閉鎖は、FGMの施術を行う時間を生み出してしまいました。プランは、パンデミックの影響が、FGMの施術増加につながることを危惧し、強く警鐘を鳴らしています。

写真:学校閉鎖中に狙われる女の子たち

「女性性器切除から女の子を守る」プロジェクト報告

プランでは、ガールズ・プロジェクトの一環として、「女性性器切除から女の子を守る」プロジェクトを実施しています。

活動レポート

プラン・ラウンジ 職員による活動報告

「当事者たちの揺れ動く気持ちや考えと向き合いながら、地域の人々と関係性を築き、目的を一つにしていく過程が大切」。スタッフが、支援のポイントについてご説明しています。

写真:【開催報告】プラン・ラウンジ7月 オンライン活動紹介「女性性器切除から女の子を守る」プロジェクト

時間をかけた取り組みが必要

FGMは「持続可能な開発目標(SDGs)」のなかでも、 2030年までに撲滅する目標のひとつとして定めてられいます。しかし伝統に根付いたFGMの根絶は簡単なことではありません。コミュニティの人々がよく話し合い、どうするのがいいのかを決めていくプロセスが重要です。

写真:学校で活動する「切除をしない女の子」グループ

地域に寄り添った活動を続けることで、
古くからの慣習を、自らが納得して根絶していく。
時間をかけた取り組みをプランは引き続き支援していきます。

写真:ガールズ・プロジェクト

女の子の問題を解決

ガールズ・プロジェクト

毎月1000円~

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国際NGOプラン・インターナショナルについて

プラン・インターナショナルは、女の子が本来持つ力を引き出すことで地域社会に前向きな変化をもたらし、世界が直面している課題の解決に取り組む国際NGOです。世界75カ国以上で活動。世界規模のネットワークと長年の経験に基づく豊富な知見で、弱い立場に置かれがちな女の子が尊重され、自分の人生を主体的に選択することができる世界の実現に取り組んでいます。

写真:プラン・スポンサーシップ

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