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ベネズエラ危機から逃れる人々への支援

世界の各地から

(2019/02/21更新)

政治的な混乱が続くベネズエラでは、食料や医薬品、生活用品の不足が追い討ちをかけ、これまでの移民と難民の数は300万人へ達しています。その数はベネズエラの人口の約1割にせまり、現在は毎日5000人が国外へ脱出しているといわれており、ラテンアメリカの歴史のなかでも最大の危機となっています。

周辺国へ逃れるベネズエラの人々

プラン・インターナショナルが活動する近隣諸国は、多くのベネズエラの人々を受け入れています。コロンビアはすでに約100万人、ペルーには40万人、エクアドルには22万人以上、アルゼンチンに13万人、チリには10万人、そしてブラジルにも8万5000人以上の難民が押し寄せています。※1

写真:キャプション

エクアドルに設置された避難所

エクアドル

国境を越えてくるベネズエラ人たちは、経済的基盤もなく、十分な食べ物と休息がとれず、なかには体調を崩す人も見られます。このため、プランは市民団体と連携して、もっとも必要とされる食料、衛生および避難所用キットを配給しています。また、移住者のための一時的な避難所に暮らす子どもたちのために「子どもひろば」※2を設置しています。避難所に住む母親の手伝いを得て、レクリエーション活動をすすめ、子どもたちがほかの子どもたちと一緒に遊べる安全な環境を作ろうとしています。

  • ※2「子どもひろば」災害・緊急時に、子どもの保護と心のケアのために設置・運営されます。被災地では、混乱のなか、子ども、とりわけ女の子は虐待や搾取の対象となる危険性が高まります。子どもたちが一日もはやく日常を取り戻せるよう、遊びや学習を取り入れることで、子どもたちが抱えるストレスを軽減させ、自尊心を育み、自分を守れるようになることも視野に入れて活動します。また、保護者も含めた子どもの保護への理解を深める場としても重要です。

エクアドルへ移り住んだ避難者の声

コロンビアを経由しエクアドルへ移住したマリアさん(10代の女の子)
「父と一緒に家を離れバスで約5日間の移動でした。バスのチケットを購入するのにみんなだまされて、高い料金を払わなくてはなりませんでした。また、コロンビアとの国境の橋に到着しても、正式な文書を持たない人は川を渡るしかありませんでした。エクアドルの国境に到着したときは、順番が来るまで何日もそこで過ごし待たなければなりませんでした」

写真:首都キトにあるバスターミナルの避難所(エクアドル)

首都キトにあるバスターミナルの避難所(エクアドル)

ジェイセリさん(27歳) 3人の子どもの母親
「ベネズエラを離れて4カ月、路上で物乞いをして生計を立てました。移民であることは非常に困難です。数日前、私はようやくアパートの部屋に住めるようになりましたが、本当に大変でした。バスターミナルの通りで寝ていましたが、男性が多く子どもたちが危ない目にあうのではないかと恐れていました」

写真:ジェイセリさんと子どもたち

ジェイセリさんと子どもたち

ペルー

ペルーには約40万人のベネズエラからの移住者が住んでおり、その大部分は過去1年間に到着した人たちです。女の子や若い女性は、搾取、詐欺、性的虐待または人身売買などの被害に遭う危険が高まります。ペルーのプランは国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と協力し、性別に基づく暴力や虐待の防止、および保護手段についての情報を提供する支援に焦点を当て、若者を仲間同士の伝え手として養成しています。ベネズエラ人コミュニティが安全な場を作り、彼らが利用できる保護メカニズムについて学ぶことができるよう支援します。

ペルーへ移り住んだ避難者の声

イリーさん 6歳の孫を連れた女性
「カラカス(ベネズエラの首都)に住んでいましたが、息子は殺されて私と6歳の孫の二人が残されました。孫の将来のために、ベネズエラを去る決心をしました。ペルーの首都リマに住むいとこと甥が、ペルーになら仕事もあると声をかけてくれたのです。ヒッチハイクをしながらほぼ歩きで7カ月かけ、ようやくペルーとの国境にたどり着きました。孫はプランとユニセフが運営している「子どもひろば」へ行き、私は時間のかかる入国審査を受けに行くことができました。書類が整い次第、リマへ行きます。どこに住んでいるのか知らないけれど、電話番号を持っているから大丈夫。新天地での生活に希望を託します」

写真:イリーさんと孫

イリーさんと孫

エドゥアンヌさん(44歳) 16歳の娘アンカルさんの母親
「2017年12月に政情不安と過度のインフレと食料不足により、家族でペルーへ移る決心をしました。地域の人や友人たちは温かく受け入れてくれましたが、仕事を見つけるのがとても大変でした。私立の学校で教職を得ましたが、3カ月を過ぎても給料をもらえず、今は料理人として働き生活費を工面しています。少なくとも私たちは国を出ることができましたが、ほかの多くの人はできなかった。今は物事のよい面を見て、子どものためにできる限りのことをしていこうと思います」

コロンビア

コロンビアには、2017年8月以来、約1年で25万人を超えるベネズエラ人が到着しています。急激に流入する膨大な数の人々は、コロンビア各地の都市や町で住民との軋轢も生じています。多くの人は仕事に必要な許可を取得できず、一部の人々は路上で生活し、非公式な経済活動でわずかな給料しか得られない状況です。

プランはベネズエラとの国境にあるククタ市の集落で、ここに住む移住者に衛生キットを届けています。また、移住者の家族、女性、および思春期の女の子に衛生キットを配布し、性と生殖に関する権利とジェンダーに基づく暴力についての研修を提供しています。

写真:衛生用品を配布するプラン職員(コロンビア)

衛生用品を配布するプラン職員(コロンビア)

移動中の人々、とくに子どもたちのための安全な環境を促進するための保護に取り組んでいますが、非公式に近隣に住み始めたり、路上で暮らしたりしている人々の保護へ拡張していきます。

プランの今後の取り組み

プランは、エクアドル、ペルー、コロンビア、ブラジルの17万5000人の移住者と受け入れコミュニティの人々を対象に、危機に特化した地域対応を確立しました。あらゆる形態の虐待からの適切な予防と対応によって、子どもと若者、とくに女の子があらゆる形態の暴力から確実に保護されるように努めています。また、暴力、虐待、育児放棄および搾取の危険にさらされている、または保護された子どもや若者のための質の高い包括的な学習と、実行可能な生計手段を手にできるよう支援をしていきます。

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