- 国際NGOプラン・インターナショナル 寄付・募金で世界の女の子を支援
- 特集
- [特集]マララ・ユスフザイさんと女子教育
[特集]
マララ・ユスフザイさんと女子教育
2014年に最年少でノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさん。子どもたち、とくに女の子にとっての教育の大切さを訴え続けています。
2014年に最年少でノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさん。子どもたち、とくに女の子にとっての教育の大切さを訴え続けています。マララさんが目指す世界は、プラン・インターナショナルが目指す世界と共通しており、女の子の問題に関する意見交換やお互いのメッセージの発信を後押しするなど、協働してきました。
マララさんが目指す世界は、プラン・インターナショナルが目指す世界と共通しており、女の子の問題に関する意見交換やお互いのメッセージの発信を後押しするなど、協働してきました。
マララ・ユスフザイさんについて
パキスタン生まれの人権活動家。11歳のときに、タリバンの武装勢力による女子校の破壊活動を、英BBC放送のブログに投稿し告発。その結果、武装勢力に狙われるようになり、スクールバスで帰宅途中に銃で撃たれました。この事件によって、「女の子だから」という理由で、世界中の多くの女の子が教育の機会を奪われている事実に注目が集まり、女子教育推進への気運が高まりました。事件以来、マララさんは、同じ境遇にある子ども、とくに女の子が教育を受ける権利と教育の大切さについて、世界に訴えています。
マララさんは多くの女の子に勇気を与え、励まし続けるロールモデルです。
マララさん © A World at School 2013
- 1997年
- パキスタンの北部スワート渓谷で生まれる
- 2008年
- マララさんの村がタリバンにより制圧され、女子教育が禁じられる
- 2009年
- タリバン制圧下の状況を匿名でBBCブログに投稿を始める
- 2012年
- タリバンに襲撃される。イギリスに逃れて治療を受ける
- 2013年
- 7月12日の16歳の誕生日に、ニューヨークの国連本部でスピーチ。国連によって7月12日が「マララ・デー」と制定される
「マララ財団」を立ち上げ、女の子が安心して学べる環境をつくるために支援活動を始める
- 2014年
- 最年少でノーベル平和賞を受賞
- 2017年
- 国連ピース・メッセンジャーに就任。オックスフォード大学入学
- 2019年
- 第5回国際女性会議WAW!/W20での基調講演のために初来日
著書『わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女』マララ・ユスフザイほか著 2013年 学研プラス
映画『わたしはマララ』(20世紀フォックス、2015年)
マララ・ユスフザイさん 2013年国連本部でのスピーチ
国連は、命がけで女の子が教育を受ける権利を訴え続けたマララさんの勇気と行動を称え、マララさんの誕生日の7月12日を「マララ・デー」と定めました。第1回目の記念すべき「マララ・デー」には、マララさん自身がニューヨークの国連本部でスピーチしました。その場には、世界80カ国以上から約600人の若者たちも参加していました。マララさんのスピーチは世界中で報道され、困難な状況下の女の子に勇気と希望をもたらすとともに、世界に大きな課題を提示しました。
スピーチ一部抜粋
「親愛なる兄弟姉妹の皆さん、何百万もの人が貧困、不正、無知に苦しんでいることを忘れてはなりません。何百万もの子どもたちが学校に通えていない現実を忘れてはなりません。私たちの兄弟姉妹が、明るく平和な未来を待ち望んでいることを忘れてはならないのです。
ですから、本とペンを手に取り、全世界の無学、貧困、テロに立ちむかいましょう。それこそ私たちにとって最も強力な武器だからです。
1人の子ども、1人の教師、1冊の本、そして1本のペンが、世界を変えられるのです。
教育以外に解決策はありません。教育こそ最優先です。」
出典:国際連合センター 全文はこちら
マララ・ユスフザイさんとプラン
マララ・ユスフザイさんとプランはグローバルな共通課題にむけて、協働してきました。また、プランは日本国内においてもマララさんの行動やメッセージを広める活動を行ってきました。
<世界では>
プランの「Raise Your Hand ~世界の女の子のために手を上げよう!~」に参加(2013年6月)
プランが2012年から展開していたグローバル・キャンペーン、Because I am a Girlの一環として実施したプランの世界規模のアクション「Raise Your Hand ~世界の女の子のために手を上げよう!~」にも参加し、世界の女の子が学校教育を受けられるように応援する輪に参加しました。
第一回ガールズ・サミット(ロンドン)で意見交換(2014年7月)
イギリス政府がユニセフと共催し、女性性器切除や早すぎる結婚の根絶を国際社会に訴えました。イギリスとパキスタンからプランのユースが参加し、Because I am a Girl大使のフリーダ・ピントさん(当時)、マララさんとともに女の子の権利について意見を交わしました。
ユースの参加者とマララさん
ノーベル平和賞の受賞後の祝賀会をプランが開催(2014年12月)
プランと他団体が合同で受賞祝賀会を開催。プランのノルウェー事務所長、ユース代表がマララさんの活動を称えて祝辞を述べました。
ノルウェーで歓迎をうけるマララさん
<日本では>
「マララ・デー」記念イベント開催(2013年7月)
マララさんが国連でスピーチした同じ日に、プランは日本においても、マララ・デー記念イベント「世界を変える一人に! すべての女の子に教育を」を開催。マララさんのメッセージの意味や女の子の教育の重要性を日本社会へ発信しました。
- 2013/07/19
- 【開催報告】「世界を変える一人に! すべての女の子に教育を」(7/12・代官山)
マララ・デー記念イベント
マララさんの手記出版記念イベント開催(2013年12月)
マララさんの手記『わたしはマララ:教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女』(学研プラス)の出版イベントを開催しました。プランの支援者で作家の角田光代さんと、本を翻訳された金原瑞人さん、西田佳子さんが対談し、パキスタンの状況を交え、途上国の女の子を取り巻く問題を伝えました。
マララさんを題材とした教育用教材を作成(2014年7月)
マララさんと同世代の日本の若者にも、彼女の想いと勇気を知ってもらうために、マララさんを題材とした教材『世界を変える若者のチカラ ~国際NGOプランの活動現場から~』を作成しました。
ドキュメンタリー映画『わたしはマララ』の日本初特別試写会を開催(2015年10月)
第4回目の「国際ガールズ・デー」に、マララさんの生い立ちや素顔に迫ったドキュメンタリー映画『わたしはマララ』の日本初特別試写会を一般公開にさきがけて、国連大学にて開催しました。
国際ガールズ・デー イベント「羽ばたけ! 世界の女の子」
国際NGOプラン・インターナショナルについて
プラン・インターナショナルは、女の子が本来持つ力を引き出すことで地域社会に前向きな変化をもたらし、世界が直面している課題の解決に取り組む国際NGOです。世界75カ国以上で活動。世界規模のネットワークと長年の経験に基づく豊富な知見で、弱い立場に置かれがちな女の子が尊重され、自分の人生を主体的に選択することができる世界の実現に取り組んでいます。
SNSでも情報発信を行っています。
お気軽にフォローしてください
あなたの寄付で、誰かの人生に可能性が生まれる。
公式SNS
世界の子どもたちの今を発信中