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ネパール大地震緊急支援~子どもたちの尊厳を大切にする支援を~
ネパール
緊急支援
(更新)
寄付の募集を締め切りました。ご支援いただきありがとうございました。
ネパールでの大地震とその後に続く余震によって甚大な被害を受けた地域は、国内の全75郡の半数以上となる39郡に上ります。これは、復興には長く困難な年月と巨額の費用がかかるであろうことを意味しています。とりわけ現在、緊急の人道的支援を必要とする子どもたちの数は100万人近くに達する見込みであることがユニセフより報告されました。プランは、被災した子どもと家族の方々の尊厳を大切にしながら、生活を元通りにするための道のりをともに歩みます。
避難用の仮設テントで生活する家族
各地でビニールシートなどの配布活動が進んでいます
今被災した子どもたちが必要とする支援
子どもたちが必要とする支援は多岐にわたりますが、子どもたちが災害による困難を乗り越えていくためには、一つひとつの支援が重要な意味をもちます。
仮設テント、水、食料
大勢の人々が住居を失い、雨季が目前に迫るなかで現在最も急がれる支援は、一時的にでも雨露と外気を避けられるビニールシートやテントなどの物資です。給水システムが広い範囲にわたって損壊したため、清潔で安全な飲料水の支給が急務となっています。特に、都市部から遠く離れた地域では、食料の支給に加えて給水タンクや浄化剤の支給を行ないます。清潔な水の支給は、もともとぜい弱だった保健システムが地震で機能不全におちいり、薬も不足している状況において、子どもや大人たちの命を失いかねない感染症の防止にもつながります。
学校や教育
プランは、子どもたちが学習を継続して、安全に学校に通えるように支援を行ないます。現在、深刻な被害を受けた地域を対象に、100カ所におよぶ仮設学習センターの設置と、児童10万人への学用品支給の準備を進めています。友だちと勉強できる空間をつくり学用品を渡すことは、子どもたちが落ち着きと安心感を取りもどすのにとても役立ちます。
心のケア
大規模な自然災害の体験は、長期的に心理的な影響をもたらしかねない強いストレスをともないます。プランは、子どもたちが安心して学習したり遊んだりできる、学習センターや子どもひろば(子どもにやさしいスペース)を設置して、子どもたちが不安やストレスを乗り越えられるよう支援します。子どもたちが人とのつながりのなかで安心感を取り戻し、思い切り遊べる環境を備えることは、心のケアにおいて最も重要なポイントになります。子どもたちは、多くのものを失いました。住む家や家族、おもちゃ、教科書、学校を失った子どもたちも大勢いる状況で、楽しくポジティブな気持ちになれる場所があることは大きな意味があります。
子どもたちの尊厳を大切にしながら、彼らが大災害を乗り越えて、普段の生活にもどれるよう支援活動を進めています。皆さまのご支援をお願いいたします。
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