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「地域主導型の小学校給食」プロジェクトを開始しました~カンボジア~
カンボジア
グローバル・プロジェクト
(更新)
2021年6月から、「地域主導型の小学校給食」プロジェクトの寄付募集を開始しました。
このプロジェクトは、2013年に国連世界食糧計画(WFP)と連携のもとスタートし、これまでにカンボジアの3州345校で、学校給食や貧困世帯への食料支給を継続し、初等教育修了率の改善を図ってきました。
2021年4月からは活動の最終段階として、シェムリアップ州に焦点を絞り、地域の学校がプロジェクト終了後も給食の提供を続けていけるように、現地での食料調達や予算確保のための体制づくりを目指しています。
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プロジェクト紹介
カンボジアは近年著しい経済成長を遂げていますが、農村部は取り残され、都市部との格差が広がっています。農村部では朝食をとれずに登校する子どもたちが少なくありません。おなかを空かせて出席しても授業に集中できず、勉強が身につかないので、進級試験に合格できないまま中途退学してしまいます。それが初等教育の修了率向上を阻む要因のひとつとなっています。
このプロジェクトでは、調理室や給水設備、学校菜園の整備をはじめ、調理や食材管理など学校給食運営に関わるトレーニングを行います。プロジェクト終了後も給食を持続していけるように、食材を調達できる地元の業者を特定して学校との契約を進めるとともに、地方行政官の能力強化にも取り組みます。また、男性優位の考え方が残るこの地域でジェンダー平等を促進するため、教師やコミュニティリーダー対象の研修を実施し、女の子や女性がより能力を発揮できる地域づくりを支援します。
給食の時間を毎日楽しみにしている子どもたち
学校菜園の管理は子どもたちの仕事
プロジェクト担当者の声

日本:プログラム部 山形 文
「2013年に始まったこのプロジェクトも、いよいよ最終段階に入りました。給食を導入した当時は、調理係が学校に来なかったり、調理や配膳に時間がかかったりして授業開始が遅れ、先生たちも焦ったり気をもんだりしていたものでした。それが経験や工夫を重ねて改善され、子どもたちの様子も変化していることを出張のたびに実感しています。安全な飲料水や衛生的なトイレができて病気が減ったこと、親が子どもを学校に行かせるようになったこと、子どもたちが協力して野菜栽培に取り組み、学校菜園を自分たちで管理できるようになったこと、手洗いや整列の習慣がついたことなど、給食の導入による成果は修了率の向上にとどまりません。今回のプロジェクトでは、学校給食や菜園の導入校をさらに広げるほか、給食が確実に継続されていくように現地政府への支援にも力を入れてまいります。
現在カンボジアでは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大によりすべての学校が休校中です。給食を提供できないその間、プランは貧困世帯に食料を支給しながら、学校のインフラ設備の整備や修繕を進めています。引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします」

カンボジア:プロジェクト・マネジャー ソニー・ラム
「このプロジェクトは、プランが政府(教育若者スポーツ省)およびWFPと3者連携で実施した初めてのプロジェクトです。カンボジア政府が掲げる「すべての子どもに質の高い教育を」という目標に共鳴し、シェムリアップ州の農村部の学校で学校給食の導入をサポートしています。プロジェクトを開始した2013年当初は、調理場はおろか給水設備やトイレさえない学校がほとんどでした。プロジェクトを通して給食を運営するために最低限必要なインフラを整備し、調理係の募集から食材の記録・管理まで、学校を一つひとつ訪問しながら給食運営の指導をしています。時間と根気が必要な作業ですが、とてもやりがいを感じています。残り2年間の活動を通して、各学校が給食を継続していける体制をつくるのが今の最大の目標です。簡単ではありませんが、地方行政や学校運営委員会と協力して実現したいと思っています。応援をどうぞよろしくお願いいたします」
「地域主導型の小学校給食」プロジェクトへの支援を受けつけています
実施地域 :
【カンボジア】シェムリアップ州
活動内容 :
- 学校給食の導入・運営支援(221校)
- 学校菜園の導入・運営支援(600カ所)
- 給水設備の設置(20校)
- 燃料節約型かまど付き調理室の建設、整備(150校)
- 教師対象ジェンダートレーニング(330人)
- 現地教育省への引継ぎ
対象者 :
対象校の生徒のべ約17万8000人、保護者、教師
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