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【第6報】子どもたちの夏~「平成30年7月豪雨」緊急支援~
緊急支援
(更新)
プラン・インターナショナルは、「平成30年7月豪雨緊急支援」の寄付募集を締め切りました。
これまでにご寄付をお寄せくださいました皆さまに、心よりお礼申し上げます。
8月の活動の様子をご報告します。
プランは、7月11日から愛媛県西予市野村町の避難所にて「子どもひろば」※
を運営する一方、地元の行政機関や教育委員会などとの連携を密にし、被災した保育園・幼稚園の再開に必要な備品、小中高生が使用する学用品や学校備品などの支援に関する調整をすすめました。
- ※「子どもひろば」
災害・緊急時に、子どもの保護と心のケアのために設置・運営されます。子どもたちが一日もはやく日常を取り戻せるよう、遊びや学習を取り入れることで、子どもたちが抱えるストレスを軽減させ、自尊心を育み、自分を守れるようになることも視野に入れて活動します。また、保護者も含めた子どもの保護への理解を深める場としても重要です(詳しくはこちら)
子どもたちに「いつもの夏休み」を
災害により、いつもの夏休みが過ごせなかった子どもたちのために、プランは四国地区曹洞宗青年会ほか2団体と協働して、8月23日に日帰りバスツアーを実施しました。行先は香川県丸亀市にあるレオマワールド。幼稚園から小学6年生までの子どもとその保護者など、103人が参加しました。
ジェットコースターは高学年に人気
直前に2つの台風の接近が心配されましたが、幸い当日は台風の影響を受けることなく目的地に到着できました。昼食のバイキングで好きなものをお腹いっぱい食べ、遊園地でジェットコースター、立体迷路、メリーゴーランドなどで目いっぱい楽しんだ子どもたち。帰りのバスの3時間半の移動でも元気いっぱいに歌やおしゃべりに興じていました。
キャラクターの前で記念撮影
帰りのバスでも元気いっぱい
「子どもひろば」の終了
避難所に身を寄せている方々は現在約90人。これまでに延べ260人以上の子どもたちが「子どもひろば」を利用し、夏休みの多くの時間を、プラン職員やボランティアの保育士の方々と遊んだり、宿題をしたりして過ごしました。
夏休みが終わり、避難所になっている学校での授業再開に伴い、「子どもひろば」は8月26日に終了しました。最終日は子どもたちも撤去作業を手伝ってくれました。
子どものひろば撤去後、子どもたちと記念撮影
「子どもひろば」の最終日には保護者の方から、「避難するときに大好きなおもちゃをすべて置いてきたので、子どもたちは「子どもひろば」が大好きでした。私も、プランさんのおかげで、子どもたちにさみしい思いをさせずに家の片付けができました。本当にありがとうございました」と声をかけていただきました。
復興にむけた支援
災害発生から一カ月半が過ぎ、プランが「子どもひろば」を運営した野村小学校の避難所でも、自宅や親戚宅に移る世帯が増え、避難所のスペースの空きが目立ってきました。9月上旬には仮設住宅が完成し、引っ越しが始まり、全世帯が仮設住宅に入居できる予定ですが、被災した皆さんにとっては、これから生活の再建、復興にむけた取り組みが続きます。プランは引き続き地域の教育委員会や地元で活動しているNPOなどとともに、教員や支援者保護者の方々などを対象にした「災害後の子ども支援、自分自身の心のケア」に関する研修を開催し、復興支援を後押ししていきます。
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参加者の声