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【第8報】災害後の子ども支援と支援者の心のケア研修~「平成30年7月豪雨」緊急支援~

日本

緊急支援

(2018/10/25更新)

「平成30年7月豪雨」緊急支援

寄付の募集を締め切りました。ご支援いただきありがとうございました。

プラン・インターナショナルは、2018年7月11日から8月26日まで、愛媛県西予市野村町の避難所にて「子どもひろば」※1を運営し、延べ260人以上の子どもたちが利用しました。また、8月27日からの学校再開にあわせ、西予市と大洲市において、教育委員会と連携して、被災した子どもたちに学用品の支給を行いました。

  1. ※1「子どもひろば」
    災害・緊急時に、子どもの保護と心のケアのために設置・運営されます。子どもたちが一日もはやく日常を取り戻せるよう、遊びや学習を取り入れることで、子どもたちが抱えるストレスを軽減させ、自尊心を育み、自分を守れるようになることも視野に入れて活動します。また、保護者も含めた子どもの保護への理解を深める場としても重要です。

災害後、時間をおいて生じるさまざまな迷い

発災から3カ月あまりが過ぎ、被災した方々にとっては、これから生活の再建、復興にむけた取り組みが続きます。10月現在、多くの避難所が閉鎖され、人々は仮設住宅など新たな場所で生活をスタートさせています。
被災者を支える方たちには「今回の豪雨で住んでいた家をなくした子どもたちにどう接すればよいのか」「災害後には心にどんな反応がどんなタイミングで起こるのか」「リラックスしたり、ゆっくり休んだりする時間がなく、少し疲れてきている感じがする」などの迷いや戸惑いが生じます。

写真:心と体をほぐすワークショップ

心と体をほぐすワークショップ

こうした現状に応えるため、プランは地域の教育委員会や地元で活動しているNPOとともに、教員や支援者、保護者の方々などを対象にした研修を実施しました。

高まる「心のケア」支援

「災害後の子ども支援、自分自身の心のケア」と題した研修を、8~10月にかけて10回、愛媛県内(宇和島市、大洲市、西予市)で開催し296人が参加しました。
心のケア支援のガイド『心理的応急処置(サイコロジカル・ファーストエイド:PFA)』※2を用いた研修は、講師にプランが東日本大震災緊急・復興支援のときからともに活動しているケア・宮城代表、畑山みさこ先生(宮城学院女子大学名誉教授)をお迎えしました。

写真:心と体をほぐすワークショップ

心と体をほぐすワークショップ

「心のケア」というと、専門家が行う分野と思われるかもしれませんが、プランでは、一定の配慮の仕方や関わり方を意識して行うことにより、誰もが被災された方々の心を支えることができると考えています。

  1. ※2『心理的応急処置(サイコロジカル・ファーストエイド:PFA)』
    世界保健機関(WHO)が作成した「心理的応急処置(サイコロジカル・ファーストエイド:PFA)」の日本語縮刷版として、東日本大震災において子どもたちの心のケア支援のために結成された「ケア宮城」とともに作成したものです。

写真:心理的応急処置(サイコロジカル・ファーストエイド:PFA)

研修のポイント

  • 無理に災害時の話をさせず、相手が話したいときに耳を傾ける
  • 心を支えることは専門家だけではなく、関わる誰もが少しの配慮を心掛けることが支援につながる
  • 大きな災害後は集中力や記憶力が低下しがち。焦らず子どもに学校が楽しく安全な場所だと伝えることが大事
  • 教員や保護者など、子どもの生活をサポートしている支援者自身のセルフケアが大切
  • 前向きに被災体験を乗り越えていく内在的な能力である心的回復力(レジリエンス)を尊重

心に寄り添う大切さを伝えた後、参加者は相手の話を心と目で「聴く」ワークショップなども行いました。

写真:傾聴の大切さを学ぶ先生方

傾聴の大切さを学ぶ先生方

写真:避難所で「子どもひろば」を運営した野村地区の先生方も参加

避難所で「子どもひろば」を運営した野村地区の先生方も参加

参加者の声

  • 「発災から2カ月ちょっと避難所で生活していましたが、仮設住宅に移って少し一息つきました。子どもは明るくしていますが、ふとした際に体調を崩すことがあります。不慣れな場所での生活が続き、子どもたちもストレスを抱えていたのかと思います。大人のようにボキャブラリーが多いわけではない子どもたちは、ストレスをどのように発散するか難しく、影響が体調に出たりすることもあるのでしょう。これからはもっと子どもたちに寄り添って耳を傾けていきたいと思います。」(現地NPOスタッフでご自身も被災者)
  • 「今日参加して、同じような悩みを抱えている先生方がいることが分かりました。私たち学校の教員は、1日のうち朝から夕方まで子どもたちと過ごしています。心は目に見えないだけに、子どもたちへの配慮はこれまでより気をつけたいです。学校での生活が子どもたちに与える影響は大きいとは思っていましたが、子どもたちに寄り添うべき教員の役割を改めて認識することができました。」(中学校教員)
  • 「子どもが話しかけてくれた際に、テストの採点が忙しくてその子どもに自分の顔も向けずに話を聞こうとしていたことがあります。自分がされたら話を聞いてくれていないと感じましたし、その相手には話したいとも思いません。被災後は避難所運営などで多忙でしたが、教員の元気が子どもの元気にもつながると思いますし、今日の研修内容を生かして、これから子どもたちにとってより安心・安全な学校づくりに努めます。」(小学校教員)

完了報告は改めて行います。

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