プラン・奈良の会 職員報告会
6月7日(日)に、プランの「わたカフェ」ソーシャルワーカー志村範子さんをお招きし、その活動をテーマに講演をしてもらいました。
世界80ケ国以上で子どもの支援、中でも困難な状況に置かれた女の子の支援を続けるプランですが、国内の女の子にも目を向けようとして、女の子のための居場所「わたカフェ」が設立されて5年が経過しました。
これまで500人以上の女の子が登録し、ゆっくり過ごしたり専門スタッフと会話したりしています。
女の子たちはそれぞれ問題を抱える場合が多く、いじめ・虐待を含む学校や家庭での人間関係・妊娠・性的搾取・経済的困難さに代表されます。これらは、女性の自死率の上昇が続いていることに如実に表れています。男女格差は縮まってはいるものの、コロナ期は男性よりも女性の解雇率が高かったことは記憶に新しいことです。
「わたカフェ」のスタッフであるソーシャルワーカー・助産師・心理士がチャットや対面で女の子からの相談にのり、利用者の50%はこの相談を利用しています。内容は、ルッキズム・性被害・学業・仕事・家族や対人関係・経済問題などですが、これらを自分一人の力で乗り越えようとして苦労している姿が見えてきます。
志村さんは、その中でソーシャルワーカーとして働いており、以前乳児院等で働いた経験も踏まえ女の子たちに向き合っておられます。そして、「一人で問題を抱え込まないために、人に伝えてよかったと思えるように」と「主人公はあくまで女の子だということを忘れず、『私が私らしく』いられるように」と活動されています。
対応で大切にしていることは、
- 本人の意思の確認
- 距離感を測る
- 見守る
ということです。そして、プランのユースグループとも連携をして活動されているとのことでした。
講演後には「国外と国内の支援のバランス」について質問が出ました。また、「国内でこのような活動をされていたことをほとんど知らなかった」「どうしてもプランは途上国への援助という感覚から抜けられない」などの意見も出されましが、その後、ユースグループで活動されていた方からのお話もあり、内容の理解が深まったかなあと思っています。
