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【第4報】安全な水が求められる被災地~アフリカ南東部サイクロン 緊急支援~
アフリカ
緊急支援
(更新)

寄付の募集を締め切りました。ご支援いただきありがとうございました。
アフリカ南東部で発生したサイクロンにより、モザンビーク、ジンバブエ、マラウイで洪水や土砂崩れが発生しました。3カ国ではすでに死者が800人を超え、被災者は300万にのぼっています。その半数以上が子どもたちです。
プラン・インターナショナルは、食料、シェルター、安全な水の確保などを最優先に、拡大する被害に対応しています。
避難所で不安な日々を過ごす女性~モザンビーク
アメラさん(20歳)は、末娘を出産した直後に被害に遭いました。洪水が発生したとき、夫の家族と夫、子どもたちとともに流されました。家族が離ればなれになるなか、アメラさんは無我夢中で生まれたばかりの末娘を抱き、高い木の上に避難しました。木の上で4日間過ごした後、ようやくプランの救援ボートに救出されました。アメラさんのほかの子どもたちは義理の姉に助けられて、無事でした。しかしアメラさんの夫は助かりませんでした。
不安そうに子どもを抱くアメラさん
ようやく命が助かったアメラさんは、現在、避難所で生活しています。しかし、多くの人がひしめきあいプライバシーがない避難所は、安心して過ごせる場所ではありません。アメラさんのような若い女性や女の子にとって、こうした環境はジェンダーに基づいた暴力の被害を受ける危険があるからです。プランは意識啓発などの予防策と、万が一発生した場合の通報の仕方などについてトレーニングを実施するなど、避難所での女性や女の子の保護に努めています。
安全な水がようやく人々の手に~ジンバブエ~
発災から約2週間、多くの地域では給水タンクや送水管が洪水と土砂崩れによって流されたり、破損したりしたため、安全な水が利用できなくなりました。プランが支援しているある町では、給水システムが破損し、2万人に上る人々に影響を及ぼしました。人々は泥が混じった川の水などの不衛生な水の利用を余儀なくされています。とくに小さい子どもたちにとって、不衛生な水は命を失うことにつながります。プランは現在、給水タンクの設置や送水システムの修復などを続けるほか、被害を免れた地域事務所の支所にある井戸を開放し、安全な水の提供を続けています。
修復したコミュニティの共同水栓
工事は順調にすすんでいます
きれいな水が利用できるようになりました
モザンビークでは、コレラの発生が確認されるなど、支援のニーズはさらに高まっています。幼い命を守るために、プランは引き続き、被災した地域や、避難所での支援などを続けます。とくに女の子や女性など、ジェンダーに配慮した形での支援を続けています。
- ※具体的な支援内容に関しては、現地の状況に応じて決定していきます。今後、随時ウェブサイトでご案内いたします。
お問い合わせ
公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン
支援者窓口
TEL:03-5481-6100(平日9:00~17:30)
FAX:03-5481-6200
E-mail:service@plan-international.jp
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ツチィツチィさん、被災した女性
「私には4人の子どもがいます。もしプランの支援がなかったら、いつ下痢になってもおかしくない状態でした。プランには本当に感謝しています」