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【第3報】被害の甚大さから支援拡大を決定~アフリカ南東部サイクロン 緊急支援~
アフリカ
緊急支援
(更新)

寄付の募集を締め切りました。ご支援いただきありがとうございました。
アフリカ南東部で発生したサイクロンにより、モザンビーク、ジンバブエ、マラウイで洪水や土砂崩れが発生しました。3カ国ではすでに620人以上の死亡が確認されていますが、行方不明者も多く、犠牲者数は1000人を超えると見られています。被災者は100万人以上で、その半数以上が子どもたちです。
プラン・インターナショナルは、被災した子どもたちが食料、シェルター、安全な水を入手し、衛生的な環境で生活するための支援を最優先して活動しています。また、被災者の捜索と救出、緊急支援物資の支給も行っています。
一部の地域ではいまだに道路や橋が遮断されているなか、徐々に被害の甚大さが明らかになってきており、プランは支援の拡大を決定しました。
寸断された橋(ジンバブエ)
洪水で破壊された家(ジンバブエ)
現在実施中の支援
モザンビーク
- 被災者の救出活動
- 衛生用品、生理用品、蚊帳、毛布、食器の支給
【今後の予定】
現在策定中(ベイラ市に事務所を設置して復興まで支援)
ボートで救出された子どもたち
ジンバブエ
- 食料、給水タンク、下着などの支給(アクセスできない地域にはヘリコプターで投下)
- 心のケア支援
【今後の予定】
子どもの保護、緊急支援物資の支給(蚊帳、浄水剤など)、子どもの教育 など
食料を受け取った被災者
マラウイ
- 毛布、バケツ、給水タンク、衛生用品、生理用品などの支給
- 心のケア支援
【今後の予定】
緊急支援物資の支給(食糧、シェルター用品、キッチン用品、浄水剤など)、子どもの保護、子どもの教育など
衛生用品の支給を準備するスタッフ
現地職員からのメッセージ
アン・C・ホフ
プラン・インターナショナル モザンビーク国統括事務所長
「緊急事態は、平時でもあまり整っていない水と衛生の環境を悪化させます。こうした状況は、若者や高齢者、障がいのある人々などのもっとも弱い立場にある人々を危険にさらします。なかでも女の子と若い女性は、非常に脆弱な状況に置かれます。きれいな水へのアクセスの欠如は、下痢やコレラなどの水に起因する疾患の発生を高めます。プランは一刻も早く支援を届けるため、各国のプランからの協力を得て緊急支援に取り組んでいます」
パメラ・チネビリ
プラン・インターナショナル ジンバブエ 子どもの保護プログラム ファシリテーター
「プランは他団体と協働し、立場の弱い子どもたちの保護と安全に過ごせる『子どもひろば』※1の運営にも取り組みます。子どもたちが災害により受けたショックを軽減するのが重要です。また、支援に関連してさまざまな関係者が集まります。子どもたちをさらなる被害者としないために、子どもの保護とセーフガーディング・ポリシーの徹底も急がれます。子どもの保護は最優先事項です」
- ※1「子どもひろば」
災害・緊急時に、子どもの保護と心のケアのために設置・運営されます。現地では、混乱のなか、子ども、とりわけ女の子は虐待や搾取の対象となる危険性が高まります。子どもたちが一日もはやく日常を取り戻せるよう、遊びや学習を取り入れることで、子どもたちが抱えるストレスを軽減させ、自尊心を育み、自分を守ることができるようになることも視野に入れて活動します。また、保護者も含めた子どもの保護への理解を深める場としても重要です(詳しくはこちら)
- ※具体的な支援内容に関しては、現地の状況に応じて決定していきます。今後、随時ウェブサイトでご案内いたします。
モザンビーク、ジンバブエ、マラウイにチャイルドがいるスポンサーの皆さまへ
皆さまが交流するチャイルドと家族については、現在のところ被害の報告はありません。チャイルド個人に大きな影響等がある場合は、個別にご連絡を差し上げます。
お問い合わせ
公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン
支援者窓口
TEL:03-5481-6100(平日9:00~17:30)
FAX:03-5481-6200
E-mail:service@plan-international.jp
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