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【経過報告】「ロヒンギャ難民緊急支援」~バングラデシュ~
バングラデシュ
緊急支援
(更新)
緊急・復興支援2018年度活動報告
急がれる衛生環境の改善と子どもたちの安全の確保
活動内容
プラン・インターナショナルは、ミャンマーからの大規模難民流入が発生した直後の2017年9月より、コックスバザール県にて支援を展開しています。着の身着のままに避難してきた70万人以上の人々の喫緊のニーズに応えるため、衛生用品の支給や衛生施設の支援を行いました。混乱のなかで危険が高まる子どもへの暴力や人身取引から保護するための啓発活動も実施。また、女の子や女性たちが抱えるそれぞれのニーズへ配慮して聞き取り調査を行い、支給物資に反映させました。長期化する避難生活のなかで、丘陵地帯に建てられた仮設住居はぜい弱で、自然災害の危険が高まります。子どもたちのための非公式教育施設の設置とともに、防災教育を行い、災害への備えを強化しています。
おもな活動の成果
地域 | コックスバザール県 |
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期間 | 1年半(2017年9月~2018年12月) |
2018年度 おもな支援内容と対象 |
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プロジェクト背景
2017年8月にミャンマーのラカイン州で発生した暴動とその混乱が原因で、約70万人のロヒンギャ族の人々が難民となり、隣国バングラデシュへ逃れました。その多くが子どもと女性です。アジア最大規模の人道危機として拡大し、いまだ帰還もすすまず、90万人以上の人々がコックスバザールにある難民キャンプで暮らしています。
関連リンク
現地の声
ラテカさん、18歳、教師
この地域はモンスーンやサイクロンの影響が強いので、子どもたちのことがとても心配です。教室は崖に近いので、土砂崩れが起きる危険性もあります。この前も豪雨が3日間降り続き、キャンプ内では毎日洪水や土砂崩れが発生しました。
私はプランが実施した教師のための防災研修に参加し、土砂崩れの際に子どもたちをどこに誘導すべきか、サイクロンからどう身を守るか、火事のときにはどう行動するかなどを学びました。災害時にすべきことを予め知っておくことは、とても重要だと思います。研修で教わったことは、生徒や保護者にも伝えて、子どもたちの安全を守りたいです。