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【完了報告】「ロヒンギャ難民緊急支援」~バングラデシュ~
バングラデシュ
緊急支援
(更新)
緊急・復興支援2019年度活動報告
長引く避難生活に、教育の場を提供
活動内容
活動開始から2年目となった今期は、子どもたちの教育支援を開始しました。ジャパン・プラットフォームの助成を受け、日本人スタッフ2人を現地に派遣。プランは難民キャンプ内に700カ所の学習センターを設置しましたが、これらのセンターはサイクロンや洪水、火事への備えが不十分でした。日本からの支援で防災用品を支給し、教育関係者や保護者を対象に防災トレーニングを実施しました。これらの活動を通して、子どもたちが安心して教育を受ける環境を整えることができました。ロヒンギャ難民の帰還にはまだ長い時間がかかると見込まれています。プランは引き続き、ロヒンギャ難民の教育支援を実施していきます。
- *今後の活動については、随時ウェブサイトにて報告をします。
おもな活動の成果
地域 | コックスバザール県 |
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期間 | 1年9カ月(2017年9月~2019年6月予定) |
2019年度 おもな支援内容と対象 |
対象 ロヒンギャ難民の子ども1万3520人と若者500人、地域の子ども5000人、教育関係者や保護者224人 おもな活動内容
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プロジェクト背景
2017年8月にミャンマーのラカイン州で発生した暴動とその混乱が原因で、約70万人のロヒンギャの人々が難民となり、隣国バングラデシュへ逃れました。その多くが子どもと女性です。アジア最大規模の人道危機として拡大し、いまだ帰還もすすまず、90万人以上の人々がコックスバザールにある難民キャンプで暮らしています。
関連リンク
現地の声
イルファンさん(仮名)、9歳、ロヒンギャ難民の子ども
「バングラデシュに来たのは、2017年8月です。7人のきょうだいと両親と一緒に逃げてきました。ミャンマーでは幼稚園に通っていましたが、バングラデシュでは教育を受けることができませんでした。この地域に来て1年後にプランが学習センターを開いたので、それからここで学んでいます。勉強しているのは、ビルマ語、英語、算数です。ビルマ語が一番好きで、読み書きを学べるのがうれしいです。両親も、勉強を応援してくれます。学習センターの数が足りないため、教育を受けられない友だちもいます。学習センターが増えて、みんなが教育を受けられることを願っています。僕もいつか先生になって、子どもたちに勉強を教えたいです」