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【完了報告】「障がいのある子どもの教育支援」プロジェクト~トーゴ~

グローバル・プロジェクト

トーゴ

更新)

グローバル・プロジェクト2021年度活動報告

プラン・インターナショナルは、2018年7月からトーゴで実施していた、「障がいのある子どもの教育支援」プロジェクトを、2021年6月に完了しました。

啓発イベントで手話を披露する子どもたち / ©プラン・インターナショナル

啓発イベントで手話を披露する子どもたち / ©プラン・インターナショナル

子どもクラブで発表する障害のある子ども / ©プラン・インターナショナル

子どもクラブで発表する障害のある子ども / ©プラン・インターナショナル

啓発活動で発言をする女の子 / ©プラン・インターナショナル

啓発活動で発言をする女の子 / ©プラン・インターナショナル

学校に簡易手洗い場を設置 / ©プラン・インターナショナル

学校に簡易手洗い場を設置 / ©プラン・インターナショナル

補助器具の装着方法を学ぶ母親 / ©プラン・インターナショナル

補助器具の装着方法を学ぶ母親 / ©プラン・インターナショナル

眼の検査を受ける女の子 / ©プラン・インターナショナル

眼の検査を受ける女の子 / ©プラン・インターナショナル

ユースグループによるミーティング / ©プラン・インターナショナル

ユースグループによるミーティング / ©プラン・インターナショナル

ワークショップに参加した政府関係者、障害者団体やNGOの職員 / ©プラン・インターナショナル

ワークショップに参加した政府関係者、障害者団体やNGOの職員 / ©プラン・インターナショナル

啓発イベントで手話を披露する子どもたち / ©プラン・インターナショナル

子どもクラブで発表する障害のある子ども / ©プラン・インターナショナル

啓発活動で発言をする女の子 / ©プラン・インターナショナル

学校に簡易手洗い場を設置 / ©プラン・インターナショナル

補助器具の装着方法を学ぶ母親 / ©プラン・インターナショナル

眼の検査を受ける女の子 / ©プラン・インターナショナル

ユースグループによるミーティング / ©プラン・インターナショナル

ワークショップに参加した政府関係者、障害者団体やNGOの職員 / ©プラン・インターナショナル

活動内容

インクルーシブ教育の実現に地域一丸で取り組む

このプロジェクトでは、インクルーシブ教育の大切さを子ども同士や教員同士で広めていくアプローチをとりました。インクルーシブ教育の実現には、障害のある子どもが通学できるための支援を行うと同時に、地域全体での取り組みが重要となります。3年間の活動を通して、障害のある子ども156人が補助器具や医療サービスの提供を受けたほか、地域啓発イベントにはのべ3400人が参加し、インクルーシブ教育の大切さへの理解を深めました。また、プロジェクトで結成されたユースグループは教育省に対する働きかけを行い、プロジェクト終了後もインクルーシブ教育の実現にむけた活動を継続する約束を取り付けました。最終ワークショップには、教育省、NGO、障害者団体から35人が参加し、このプロジェクトを通して確認した課題や学びを共有するとともに、今後のインクルーシブ教育の推進について話し合いました。

  • ※インクルーシブ教育
    障害の有無や貧富の差、都市や農村など居住地による区別なく、すべての子どもが分け隔てなく学べる環境のこと

おもな活動の成果

地域 中央州モ県
期間 3年(2018年7月~2021年6月)
おもな支援内容と対象
  • 子どもクラブメンバーへのトレーニング(女の子621人、男の子604人、うち障害のある子ども245人)
  • 地域住民へのインクルーシブ教育の啓発セッション(女性3940人、男性2092人、うち障害のある人140人)
  • 障害のある子どもをもつ保護者へのトレーニング(女性694人、男性650人)
  • 障害のある子どもをもつ世帯の貯蓄グループへの参加促進(731世帯)
  • 小学校へのスロープ建設(21校)
  • 障害のある児童用教材の配布(64セット)
  • 手話や点字を学ぶ教師トレーニング(女性13人、男性127人)
  • 障害のある子どもへの、新型コロナウイルス感染症予防のための石けん、布マスクの配布(女の子362人、男の子538人)
  • 障害のある子どもへの補助器具や医療品の提供(156人)
  • ユースグループによる政府へのアドボカシー活動(女の子15人、男の子10人、うち障害のある子ども5人)
  • 政府や市民団体によるインクルーシブ教育促進のためのワークショップ(女性7人、男性28人、うち障害のある人9人)
  • 障害者や子どもの権利向上のための啓発イベントの開催(2回、3400人)およびラジオ放送

プロジェクト背景

トーゴでは、障害があることを恥と考える文化が根強く残っており、障害のある子どもは家庭内に隠されたり、地域でのいじめの対象となったりしがちです。加えて、学校では施設が整備されておらず、障害のある子どもたちへの教授法も知られていないため、彼女ら、彼らを受け入れる学習環境が整っていません。このため、障害のある子どもは学校に登録さえされないという状況が生まれており、多様性を尊重する「インクルーシブ教育」の普及が必要とされています。

現地の声

ロカヤトゥさん、36歳、小学校教師
「私の学校には、目に障害のある子どもが在籍しています。このプロジェクトで、インクルーシブ教育の理解を深めるためのトレーニングに参加しました。障害のある子どもたちが、教育を継続するためにどのようなサポートを教師から必要としているかを学ぶことができ、とても役に立ちました」

対象地域の小学校校長
「このプロジェクトは、教育機関の考え方に変化をもたらしました。障害のある子どもも学校に行く必要があるということ、そしてすべての学校は彼女・彼らの入学を受け入れて、他の子どもと同じように接しなければならないことに気づいたのです」

ジャクルパンガ地区のコミュニティリーダー
「私が住む地域でも、人々の意識が変わったと実感しています。障害のある子どもの存在価値を認識した今、差別する人に対しては、地域一丸となって対応をしていくことになるでしょう」

モシャさんと松葉杖(トーゴ) / プラン・インターナショナル(4分40秒)

長年のご支援をありがとうございました。
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引き続き、ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

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