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【経過報告】「ウクライナ避難民緊急支援」
緊急支援
(更新)
プラン・インターナショナルは、2022年3月から「ウクライナ避難民緊急支援」(ポーランド、ルーマニア、モルドバ)を実施しています。現在までの活動の進捗をご報告します。
背景
2022年2月24日以降、ウクライナでの戦闘行為の激化により、人々は命を守るために近隣諸国に避難を開始。多くの子どもたちやその家族が突如として日常生活を奪われ、国内外で厳しい避難生活を余儀なくされています。プランは3月から、多くの避難民を受け入れている隣国のポーランド、ルーマニア、モルドバの3カ国において緊急支援を開始しました。
活動のハイライト
活動内容
緊急支援の専門家を含むスタッフを3カ国に派遣し、これまでに約15万5000人のウクライナ避難民を支援しました。日本からも職員をルーマニアに派遣。現地のパートナー団体、政府、国連機関と連携して、生活必需品の支給、子どもの保護、心理社会的ケア、教育支援、住居の確保など、さまざまな活動を通じて子どもや女性たちが安心して過ごせる環境づくりに取り組みました。子どもたちのトラウマケアのセッションでは音楽やスポーツ、アート、ゲームなど楽しい活動を取り入れています。他にも、思春期の若者や保護者を対象としたセッションなど、それぞれのニーズに合わせた心理社会的ケアを提供しました。
プランは、引き続きウクライナの人々、特に子どもや女性たちへの支援活動を継続いたします。
主な活動の成果
地域 | ポーランド、ルーマニア、モルドバ |
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期間 | 2022年3月~6月(4カ月) |
2022年度 主な支援内容と対象 |
ポーランド(対象:10万9404人)
ルーマニア(対象:2575人)
モルドバ(対象:4万2950人)
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関連リンク
現地の声
ヴイクトリアさん、15歳、ウクライナ避難民の女の子(モルドバに避難)
「砲撃や銃声をくぐり抜けて、母と車でモルドバまで避難してきました。出発したのは私の誕生日の朝5時です。とても恐ろしい旅でした。モルドバで初めて新しい学校に登校したときは正直怖かったです。校長先生が温かく迎えてくれましたが、感情が高ぶった私は泣き出してしまいました。案内されて教室に入ると、クラスメイトがなぜ泣いているのか尋ね、先生が「ヴィクトリアはウクライナから来たんだよ」と答えました。すると、後ろの席にいた女の子が「私もウクライナから来たの」と言いました。この瞬間、「ここは私が居てもいい場所なんだ」と分かり、ほっとして自然と笑顔になりました。このウクライナ出身のマリアと、モルドバ人のクラスメイトとも友だちになり、今では学校で過ごす時間がとても楽しいです」